162話 ページ9
それと同時に俺らの上に降り注ぐ紙吹雪と
ファンの
ファ)おめでとうー!
と言う声。
え?
舞台袖からはホッとした表情のメンバーが入ってくる。
マ聡)おめでどうー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
勝)やっとだね。
風)いや、お前ら、え?
勝)全部知ってたんだよ。俺たち。
風)でも、ファンまで…
すると肩に乗っかる相棒の手。
健)次こそ守るって言っただろ?
風)健人…ありがとう。
その晩、静まり返った海をAと眺める。
風)5年前の夢がやっと叶ったわ。
〇)健人君のおかげだね。
風)こればかりはそうだな。
…A、ファンが認めてくれてても、仕事の関係上
結婚するのは遅くなる。
〇)いいよ。私も大学があるし…
イギリスで待ってるから。
風)ごめんな。
〇)ううん。これがあるから、全然大丈夫!
そう言って、ヒラヒラと左手を振ってみせるA。
でも…
風)A、もう嘘はつかなくていいんだ。
〇)…ちょっとだけ、寂しい。
風)知ってる。
〇)なんなの笑
風)…A?
〇)なに、風磨
風)愛してる。
〇)私も、愛してる。
一生愛し続けると誓うよ。
My sweet liar.......
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作者名:テイル | 作成日時:2020年7月30日 1時