愛してごめん。【岩本照】

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貴方「岩本さん、ごめんなさい。
さっくんに便乗してわがまま言ってついてきてもらって。
この後とか明日とか用事、大丈夫ですか？」


照「まあ、別に平気。」


貴方「よかった。」





そう言えば、すぐに終わってしまった会話。

でもせっかくだし、
仲良くなるチャンスだと思って話しかけてみる。





貴方「M大のこの間のダンス本当にすごかったです。
岩本さんが、振り付けしたんですよね？いつからダンスを…」


照「いいよ。
無理やり話そうとしなくて。」





そう言ってお酒をぐびっと飲んだ。





貴方「笑
冷たいですね。
まあ、嫌われてるのはわかってましたけど。」





そう言えば、ピクリと動く眉毛。





照「今日、彼氏はどうしたんだよ。」





そう言われて思わずキョトンとする。

私彼氏居たんだ〜嬉しい〜
誰だか知らないけど。





照「あの塩顔のイケメンはどうしたんだよ。
こんなとこで違う男と飲んでたら嫌がりそうだけど？」





塩顔イケメン…？

そんな人いたかな？

…ああ、翔太か！





貴方「ああ、翔太のことを言ってるんですね。
彼とは付き合ってないですよ笑」


照「え？」


貴方「彼、彼女いるんで。
あの飲み会の次の日もデートする
って言ってたの覚えてませんか？」





そう聞けば、
いってたけど…
と腑に落ちない様子。





照「翔太くん？の周りの女の子に冷たくしてたじゃん。」


貴方「ああ、翔太には大好きな彼女がいるのに
それを言い寄ってくる女の子に告げることもせず、
適当に軽く流すだけだから、イライラしちゃって。」


照「え？」


貴方「だって、ちゃんと彼女がいるって言わないと、
相手の女の子にも彼女にも失礼じゃないですか。
男の人はお互いそういうのフォローしあったりするみたいですけど、
私不誠実なことするのは大っ嫌いなので。」





そう言えば、
岩本くんは目を少し見開いた。





貴方「私が女の子に対してマウントをとってるように聞こえたんですよね。」


照「ああ、まあ。」


貴方「私の言い方が悪かったから仕方ないです。
でも、翔太とは付き合ってないんで。」





そう言えば、少し気まずそうに
俺も嫌な聞き方したな
と言われる。

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