130話 ページ32
お名前は？
ご出身は？
何がお好きで？
名前はさっき兵士の方が言ってくれたし、
本当の出身地はわからないだろうし、
あと私に媚び売ってもラジともゼンとも
接点もてないけど？
しかも、話しかけてこない人は私のこと噂してるし。気分悪。
いい加減鬱陶しいなと思って
愛想笑いでごまかして
輪を抜けようとすると手を掴まれた。
は？こっちが穏便に済ませようってしてるのになんで引き止めんの？
うぅん…
本当ならこのまま背負い投げするんだけど、
ラジの面子を潰すわけにはいかないし…
貴方)あの…
ラジ)ん？おぬしたち、Aどのの手など掴んで何の用か？
男達)ラジ王子？！
い、いえ…特には。
ただ楽しく話していただけです。
ラジ)そうか。
よかったなAどの。
貴方)はい。
(よくないわよバカ王子)
ラジ)みな！
こちら、遠方より私が招待した、
弓術の名家のご令嬢、神宮寺A嬢だ！
今はクラリネス王国ゼン殿のもとで様々な事を学ぶんでいる。
私の最も特別な友人だ。
みな、くれぐれもよろしく頼んだぞ。
ラジがそういうと、今度は違う好奇の視線が私たちに集まる。
でもラジが一喝してくれたおかげで、
その数は明らかに減っている。
ラジ)では、お前たちすまぬが…
Aどの、私と踊っていただけますか。
貴方)はい。よろこんで。
ラジは笑顔で承諾した私の手を握ると、
周りにいた男達をほったらかして会場の真ん中へと
私を連れて行った。
若干慌て気味に曲がかかり、
ラジのリードで私は踊り出した。
貴方)流石ラジ。
こういうのは得意ね。
ラジ)こういうのは とはどういうことだ！
貴方)…さっきは…ありがとう。
ラジ)ふん。私の友人に手を出そうなど、
100年早い。
貴方)ふふ。
あと、さっきもかばってくださったじゃないですか。
広間に入った時の視線とか、こそこそ話ているのとか、
実は少し怖かったので。
ラジ)広間に入った時のそれは少し違うと思うが…
貴方)はい？
ラジ)Aどのが美しいから皆見惚れていたのだ。
貴方)へっ…？(/////)
ラジ)そんな顔をするな！
こちらまで照れるではないか！
貴方)色街で言葉を覚えたって言われてるんだから、
甘い言葉なんて言い慣れているはずでしょ！(////)
ラジ)なんのことだ！
…それに、先ほどの言葉は本心だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テイル(プロフ) - ティアリールさん» ありがとうございます！やっと、ひと段落しました。これも、ティアリールさんのコメントのおかげです。パワーをありがとうございました:) (2020年5月28日 0時) (
レス) id: 890764c063 (このIDを非表示/違反報告)
ティアリール(プロフ) - テイルさん» 返信ありがとうございます！早速読みました！あっ、ルチェスト・クレアールです。名前変えてティアリールになりました。124話で伏線(？)回収されててゾクキュンしました！続き楽しみにしてますが、どうか無理をなさらずに。お互い頑張りましょう！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: c42395a0dd (このIDを非表示/違反報告)
テイル(プロフ) - ルチェスト・クレアールさん» 素敵すぎるメッセージをありがとうございます。忙しくて私も手をつけれずにいましたが、このコメントを見て再始動することにしました。刺激をくださってありがとうございます。お互い頑張りましょうね！今度作品を見にお邪魔させてもらいます！！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 890764c063 (このIDを非表示/違反報告)
ルチェスト・クレアール(プロフ) - あなたのおかげで創ることが出来ました。これからも創り続けていきますので、どうかあなたも頑張って下さい (2019年7月10日 22時) (レス) id: c42395a0dd (このIDを非表示/違反報告)
ルチェスト・クレアール(プロフ) - あなたのおかげで私もオビの夢小説を創りたいと思えました。忙しくて出来ないのを理由に逃げてましたが、この小説を読んで、やっぱりオビが好きだ。自分の世界観をいれつつ夢小説を創りたい。と思えるようになりました。ありがとうございます。これからも応援しています (2019年7月10日 22時) (レス) id: c42395a0dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テイル | 作成日時：2018年7月6日 11時
