angel-2 ページ4
渚side
渚「本当だ……」
全員、ぽかんと見上げている。
木に結ばれた網。
その中にいたのは……。
寺坂「本物かよ……」
天使、だった。
白い羽を時々動かし、白いポンチョに身を包んだ、
天使。
天使の輪っかこそないけれど、
それが人でないことは確かだった。
殺せんせーを見たとき以来の衝撃だ。
顔は、……かわいい。
真っ白い肌に薄く赤い頬。
小柄で茅野と身長の差はあまり無いと思う。
狭間「これは、ルシファーね……！」
狭間さんが隣で呟いている。
確かに、堕ちた天使は堕天使、
ルシファーとかいうけど……。
そんな顔には見えなかった。
天からうっかり降ってきて網に着地した。
彼女の楽しそうな表情から察してもそんな感じだった。
A「あっれー？
もしかしてあんまり歓迎されてない感じ？」
……一言で言えば、気楽。
茅野「うわ！ 喋った！」
倉橋「本当だぁ〜……天使」
女子達はきゃっきゃと騒いでいる。
男子一軍はボーゼンとしたままだ。
女子、状況飲み込むの早いなあ……。
A「えっと……
とにかく、放して欲しいんだけどぉー！！」
磯貝「……どうする？」
前原「売りに行こうぜ」
……え。
村松「へっ、そしたらガッポガッポじゃん」
直後、キッ！！と音がついてついでに発火しそうな、
鋭い視線を女子陣から感じる。
矢田「男子サイテー」
神崎「そうよね、ちょっと可哀想……。」
杉野「そ、そうっすよね！！おい、磯貝！出してやろうぜ！」
いつでも神崎さんの味方なんだ、杉野くん……。
A「(イソガイ……磯貝？磯貝悠馬？)」
磯貝「まあ、確かにこのままだと可哀想だよな……。
よし、前原。網、解くぞ」
前原「ん、了解ー」
前原くんは少し残念そうに溜息を吐くと、
木に登って結んであった縄を解く。
磯貝くんは下の方で結んでいた紐を解いた。
網と木を固定していた全ての縄と紐を解くと、バサリ、と網ごと落下した。
それを受け止める磯貝くん。
磯貝「よっ……と、う、うわああ？！」
磯貝くんはよろめいた。
無理もない。
天使が重かったわけじゃ、ないと思う。
僕らも驚いて、目を見開いた。
背中の羽をバッと伸ばした天使は、
磯貝くんに思い切り抱きついたのだ。
それも突然。
A「見つけた、ご主人様!!!」
ラッキーカラー
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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エリん(プロフ) - ポッキーツリーさん» ありがとうございます！！そんな、どれも面白いなんて恐縮です……！こっちでも楽しんで頂けるよう頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2016年12月12日 17時) (
レス) id: ed6cbb38dc (このIDを非表示/違反報告)
わし？狐じゃが？ - この作ちゃんの作品は絶対にお気に入りにしちゃう…それはこの作品が神だからだ！！…調子乗りすぎましたスンマソン← (2016年12月12日 0時) (レス) id: 0f1be2070d (このIDを非表示/違反報告)
陽世 - また新作と聞いて飛んできました← 磯貝君落ち、楽しみにしてます！狐も王様もこっちも頑張ってくださいね！ (2016年12月11日 23時) (レス) id: a82d3dc14f (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢ーしらすー(プロフ) - 磯貝君落ちですね！！！頑張ってください！ (2016年12月11日 18時) (レス) id: e01db767d1 (このIDを非表示/違反報告)
紅リング(プロフ) - 新作おめでとうございます!!キツネも見てます!!更新頑張って下さい!! (2016年12月11日 15時) (レス) id: 443ecb232b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリん
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/Erin02rabb1/
作成日時：2016年12月11日 11時
