61話 ページ19
貴方side
自嘲気味に笑う私を見て、固まるみんな。
ははっ、これでもうE組にもいられなくなった。こう兄にも赤葦にも嫌われた。
私の居場所はもう無くなった....
涙をこらえようとして、下を向く。
誰も何も言わないや、嫌われちゃったよっ
ギュッ
っと誰かが俺を抱きしめた。
少し顔をあげると茅野の顔があった。
茅野「ごめん、ごめんねAちゃん。私全然気付かなかった。ずっと悩んで、1人で抱えてたのに、私何もしてあげられなくて。」
かや....の...
カルマ「Aちゃんが自分を責めることじゃない。」
スっと私の涙をカルマが拭ってくれる。
渚「音無さん、今までムリさせててごめんね?僕達でよかったら相談してきてよ.....大事な友達なんだから。」
磯貝「お前は、ムリしすぎだよ。もうちょっと人に頼りな?」
前原「そうそう、一人で抱えても意味ないって。みんなお前のこと大好きなんだよ。嫌ったりなんかしねぇって。」
みんな....
後ろに急に引っ張られて、誰かに抱きしめられる。
木兎「Aのバカやろう!!!!!」
こう兄...?
木兎「辛かったんなら、相談しろよ!いとこだろ!人殺しじゃねぇよ!!!そんなに苦しかったんなら言えよ!」
赤葦「木兎さん...ちょっと落ち着きましょう。
A、俺達そんなに頼りない?そんなことで嫌ったりしないよ?」
みんな。
みんな。
ポロポロ涙が出てきて、止まらなくなって、小さい子供みたいに大泣きしてしまった。
『だって!だって!!俺のせいじゃん!やめてよ!優しくしないでよ!詩音が死んだのは私のs』
「「「違う!!!!!!!!」」」
みんな否定しないでよ。
私が悪いのに。
責めてよ。私のことを人殺しって罵ってよ。
じゃないと、じゃないと...
『頼りたくなるじゃん!そんなこと言われたら、支えて欲しくなるじゃん!!』
優しい言葉をあたえないで
私だってみんなのことずっと大切な友達って思ってるよ
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ソラ - これもう、完結でよくね? (2020年12月21日 17時) (レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - ああああさん» ありがとうございますっ!頑張りますね! (2019年10月6日 0時) (レス) id: 16d57a3306 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - がんばってください (2019年8月25日 22時) (レス) id: f48210ec73 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 天華さん» ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅww頑張りますねぇぇぇぇぇww (2019年5月23日 0時) (レス) id: 16d57a3306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オーちゃん x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novelErikaOonisi/
作成日時:2017年9月24日 23時