In This Room-Third time-

＠６７ ページ18

食事中は今日の感想を話したり、これからの事を決めたりと
楽しい夕食を満喫し、初めて2人でお風呂に入った。

まぁ、予想通り盛大に拒否してくれたけど。

で、今は。
うつ伏せになって寝ている彼女。

何度も絶頂を迎えて、体力的に限界だったんだろう。
終わって「ちょっと休憩」って言ったそばから寝てしまった。

顔を隠すように乱れた髪の毛を避けてあげると
頬がピンク色に染まり汗ばんでいるものの
気持ちよさそう。


『まだ、足りないんだけど』


そんな事を呟いても、Aは反応しない。

日に日に彼女を好きになっていく。
止まらない感情に戸惑う。
今まで経験したことがない、こんなに人を好きになるなんて。


「私も、隆が足りない」
『聞いてた？』
「へへ、聞こえた」

Aの手がスーっと俺の髪の毛に触れる。


「もっと、隆を感じたい」
『いいの？手加減できないよ？』
「いい、私も手加減しないから」


Aの体がゆっくりと起き上がって
これから始まる行為に期待するかのように
Aの唇が俺の名前を呼んだ。


「たか・・・・きて」

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