@87 *夢主* ページ38
将ちゃんから電話があって、物件の内覧に来てみないかって
誘いのメールが届いたのは数日前。
不動産屋は立ち会わない、将ちゃんとお母さんの3人で
見ようって言われて、少し悩んだものの「行く」と伝えた。
母「間取りを見る限り、良さそうじゃない?」
タクシーの中で物件情報を見ているお母さんが同意を求めた。
確かに間取りも使い勝手は良さそう。
セキュリティーだって3段階。
ゴミ捨ては24時間可能。
母「ルーフバルコニーが広いのもいいじゃない?
洗濯物干し放題」
「どんだけ、洋服洗うつもり?」
母「子供がいたら、ここで遊べるじゃない」
「いや、まだ恋人もいない」
母「夢が広がるわねぇ」
「ねぇ、話聞いてる?」
仕事を休んでいる期間、お母さんの能天気さに
助けられてきた。
こんな噛み合わない会話も慣れっこ。
母「もし、引っ越すなら手続きとか立ち合いとか
お母さんがするから、先の事なんて気にしないで
気に入ったら契約しちゃいなさい」
能天気な反面、ちゃんと私の事を考えてくれる。
母「Aはね、もっと肩の力を抜いた方がいい。
家に居る時くらい、仕事なんて忘れてゴロゴロする!
物事の受け取り方も大雑把なくらいが丁度いい」
「お母さんみたいに?」
101人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Erica(プロフ) - 翡翠さん» ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。この先のお話も頑張ります。 (2020年10月20日 8時) (レス) id: 5d04287811 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 64の内容、前半も後半部分も同じ話になってます。続き楽しみに待っています (2020年10月20日 8時) (レス) id: 5716f1467c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Erica | 作成日時:2020年10月14日 11時