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@73 ページ24

21時。

Aのマンション前に来たものの、Aの部屋には
明かりが灯っている様子はない。

オートロックの画面を操作しても、一向に応答はない。


『電話してみるか・・・』


痺れを切らして、スマホを取り出すと同時に「はい」とAの声。


『A』
「西島さん・・・?あっ、どうぞ」


解除されたドアをくぐれば、スーツ姿の初老から
カードキーを受け取る。
これがないとエレベーターにも乗れない。

きっと、ここまで厳重なセキュリティーは彼から逃げる為。


『A、ご飯食べてる?って無理だよな』
「食べようとしてるんだけど、思い出すと気持ち悪くて」


どうしても聞きたい事があった。
Aにとって思い出したくない事を。


『ねぇ、どうしてあんなことしたの』
「もし、あの水槽の中身がガソリンだったら
  私がスタジオから出れば彼はきっと火を点ける」
『うん』
「だったら、あの場所で彼が悦 ぶ事をした方が安全だと
  思った。彼が欲しい物は私であの場所で手に入れば
  満足するだろうって」


運よく拘束出来そうな物も置いてあったから、と。

Aはあんな状況でも、周りを見て瞬時に行動した。

相変わらず観察眼はするどい。

@74  *夢主*→←@72



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Erica(プロフ) - 翡翠さん» ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。この先のお話も頑張ります。 (2020年10月20日 8時) (レス) id: 5d04287811 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 64の内容、前半も後半部分も同じ話になってます。続き楽しみに待っています (2020年10月20日 8時) (レス) id: 5716f1467c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Erica | 作成日時:2020年10月14日 11時

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