お見合い９５日目 西島 ページ7
日付を跨いで家に帰ってくると当たり前だけど家の中は静かで
ソファには横になって寝ているA。
妊婦がこんな所で寝て風邪をひいたら困る。
でも寝室まで連れて行くだけの体力は流石に残ってはいない。
「A、A起きて」
『ん、たかひろくん？』
寝ぼけているAに軽くキスをして
「ただいま」をする。
覚醒したのか『お帰り』をしてくれてご飯の準備をしてくれる。
Aのお母さんが作ってくれた物はAそっくりの味。
それに俺の好きな物ばかり。
いつもなら食事中は目の前にいるAは匂いがダメでマスクをして
ソファに座ってる。
『私は実感してきたけど、隆弘君はまだ実感ないでしょう？』
「まだ無いけど、Aが辛そう」
『まだ匂いと眠いだけだから楽な方だと思う』
「今度は電話じゃなくて付き添ってあげたい」
『ありがとう』
洗い物をして、Aの隣に座る。
Aの手を繋いで、無事に産まれますようにって願う。
まだ早いかもしれないけど。
『隆弘君の想いが伝わった気がする』
「なんて？」
『無事に産まれてきますように』
「当たり！何で判ったの？」
『私もそう思っているから、隆弘君も同じかな？って』
それが１番だけど、車を更に大きくしなきゃダメかな？って思ったのは
Aには秘密。
そんな事を言ったら反対するだろうし、まだ産まれてないし。
もしかしたら、この先は赤ちゃんは産まれないかもしれない。
俺は何人でも欲しいけど、産むのも子供と一緒にいるのはA。
だから、Aの意見も尊重してあげたい。
でも『隆弘君との子供なら何人でも欲しい』って言ってくれる。
あの優しい笑顔で。
それは俺を求めてるって事だし、凄く嬉しい。
今は、Aに何事もなく産まれてきてくれるのを待つだけ。
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Erica(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。前向きに検討させて頂きます。 (2018年12月15日 6時) (
レス) id: d8bfb6741e (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 残っているページを番外編ストーリー書いて頂けないですか？ (2018年12月15日 0時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
Erica(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます。頑張ります。 (2018年12月5日 21時) (レス) id: d8bfb6741e (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 楽しみにしています。 (2018年12月5日 20時) (レス) id: 4b3fbe2324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Erica
| 作成日時：2018年12月4日 7時
