44 ページ45
目が覚めた・・・見慣れない天井。
自分の状況に理解するのに時間が掛かった。
事務所の医務室のベッドかぁ・・・。
私倒れたんだっけ。
りか「ことりっ!判る?」
りかの声が医務室内に響く。
どんだけ大きな声だしてるのよって内心思いながら
こくんと頭だけで頷いた。
りかから聞かされたのは、、隆弘が女性とホテルに入っていく姿が
雑誌に掲載された事。
撮影されたといわれている日は事務所で打ち合わせをしていた。
けれど、休憩として1時間程度事務所から離れていたので
その時間、何をしていたのかスタッフは把握していない。
写真は腕を組んでたり手を繋いでいないので、熱愛報道は間違いであり
この女性とは付き合ってはいないと事務所から発表するとのこと。
___女性と会ってた可能性は否定できないって事か。
どうしてだろう、前回の時よりもショックが少ない。
なんか泣くのも馬鹿らしく感じた。
1度裏切られたら2度目はまたか・・・って。
そして、諦める事が簡単にできた。
”好き”なんて気持ちは、どこかに消えていくんだろう。
私は今、完全に諦めてる。
りかに『お願いがあるんだけど』と口にしていた。
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Erica(プロフ) - かおりさん-ご連絡ありがとうございます。修正させて頂きましたが変換されない場合はまたお知らせください。 (2018年5月19日 20時) (レス) id: fbbebb221d (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - すいません。名前変換がされていないです… (2018年5月19日 16時) (レス) id: c8d934a26a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Erica | 作成日時:2018年5月9日 18時