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「俺さぁ、事の重大さを軽く考えてた。
結婚がゴールだって勘違いしてた。
でも、結婚はスタートなんだよな、他人が一緒に暮らすって
お互いが努力して継続するもんでさ・・・・・・」
隆弘の顔を見つめる。
今の私は聞き役に徹してる。
隆弘の本音を聞きたいから。
「俺が仕事をしてお金を稼いで、ことりが不自由なく生活できて
自分の好きな事をしても許されるって、だからその結果がコレ。
でも、お陰で大事な事も再確認できたしマジで覚悟が出来た」
段々と難しい表情になる隆弘。
「だから、もう1度、オレと結婚してくれませんか?」
プロポーズ・・・なんだよね?
「今度こそ幸せにする、今は指輪なくてダサいけど」って笑う。
『ダサくなんてないよ、ちゃんと今の気持ち話してくれたもん。」
昨日、買い物に行ってなかったら家庭内別居しても
終わってた気がする』
会話が途切れて
『昨日、あの場所に行けて良かったって
気持ちが再認識できて良かったって思うから
これからも愛されたいって思うから』
これが私の答え。
結婚はいい事も悪い事もあるもの。
どちらか一方が悪いわけじゃない。
握った手を強く握る、お互いに自然に。
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Erica(プロフ) - かおりさん-ご連絡ありがとうございます。修正させて頂きましたが変換されない場合はまたお知らせください。 (2018年5月19日 20時) (レス) id: fbbebb221d (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - すいません。名前変換がされていないです… (2018年5月19日 16時) (レス) id: c8d934a26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Erica | 作成日時:2018年5月9日 18時