第103話 甘いから ページ9
素早く互いに身を隠し息を潜め
いつでも良いようにタイミングを調節する
パパの個性は抹消
私の個性との相性ははっきり言って悪い
パパの抹消で個性を消されてしまえば
私の吸収の個性で抹消の力を吸収することは不可能
となれば後は体術と距離をおいての個性攻撃になる
広範囲を消滅させたり
見えない中身とかを消滅させるには
それなりの代償がある
だからあまり得意ではないが
それでも何とかできるように
体術もしっかりと上げてある
気配を察知できる個性が無くとも
ある程度自分の察知能力を上げれば
何とかなるものだということを
おじいちゃんに教わった
足音を吸収の個性で吸収し
音が出た瞬間
私は身を翻し
束縛布で頭上に蜘蛛のごとくぶら下がっている
ヴィラン役のパパからの束縛布による攻撃を受ける
「どうした??もう終わりか???」
『…終わりなわけ無いじゃんよｯ!!!!』
次の瞬間パパの後ろに束縛布を使って素早く移動し
攻撃を仕掛けると見せ掛けて
重心を掛けている束縛布の部分を
パパの個性のインターバルの隙を狙って消滅させる
重力に従い落下するパパから飛ばされた
束縛布に捕まり私も引っ張られ
後は揉みくちゃになりながら乱闘が続く
相手の先を読み
どう押さえ込むか方法を瞬時に考え
先手を打つ
「……ｯ」
土煙が退くと束縛布で拘束できたパパが目に入る
「ハハｯ…ついに娘に負けたか」
『いやｯ…でも、私もギリギリ………』
パパは束縛布を解いた私のことをギュｯと抱き締め
「……成長したな」
と言い私のことを簀巻きにする
『ぎゃぁぁぁあああｯ!!!!ちゃんと捕まえたじゃんよｯ!!!!』
「あぁ??甘いんだよ、ちゃんと俺は完全に捕まえたらって言ったぞ!!」
『ギブギブギブｯ!!!!』
そう言ってやっとの思いで解放された私は
解放された喜びを噛み締めながら立ち上がる
『パパ酷い………』
「酷くない、Aがちゃんと捕まえないからそういうことになる。あと……ちゃんと次の態勢を整えるまでに動こうとか焦るから右腕をカバーできなくて動きにボロがでる。」
そう言ってパパはテーピングをしてある腕を
軽くペチンと叩いた
『ぎゃぁあｯ!!!!!!な、なななな何すんのｯ!!!!!!』
「ほら、そのざまだ」
何も言い返せなくて口をつぐむが
全くもってその通りなので受け入れるしかない
あれこれと至らないところを言われ
まだまだ練習が足りないなと自覚しつつも
入学までのあと数週間を過ごした
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蒼天 - エレンさん» 気に入っていただけたようで良かったです(*´∇｀)年越しお蕎麦食べましたか?? (2019年1月7日 15時) (
レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - エレンさん» ど、どこかゴールドスプレーになってましたかｯΣ( ﾟДﾟ)!?もし、なっていたらそこのところ教えてくださいm(__)m!!! (2019年1月7日 15時) (レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
エレン - お・蕎・麦！！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - おせちーのまえにー年越しーお・蕎・麦！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - ゴールドスプレーってポケモンのやつ？ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼天 | 作成日時：2018年11月26日 0時
