第138話 思い出溶けるホットミルク 前編 ページ48
戻ってきた記憶のピースは
次々に鮮やかさを取り戻す
それと同時に自分は何てことをしたのかと
自己嫌悪におちいる
"ママは立派じゃない"
私はあの時そう言って泣いた
ヒーローなんかくそ食らえと何度思ったことだろう
でも
私を助けてくれたのは
ママだった
私が ヒーローリィトゥーリィーを殺した
私が 人々の希望の光を奪ってしまった
「A、入るぞ」
思考がまとまらない中
パパはマグカップを携えて入ってきた
「ホットミルク作ってきたが飲むか??」
『……ママが死んだ日、パパその場にいたんだよね??』
「………あぁ、思い出したのか??」
パパは部屋にあるローテーブルにコップを置き
私の隣に腰掛けた
『うっすらとだけど……段々はっきりしてきてる…………私………私、ママに酷いことした。守ってもらえなかったとか…そんなこと言ってママのこと酷い人だって思ってたｯ……』
「それはｯ…仕方がなかっただろ……幼かったAにとってあれは衝撃が強すぎた……だから記憶を消すことで自分を守った」
『そうだとしても私は最低だよ……無意識でも自分を守ることしか考えてなかった……………ヒーローリィトゥーリィーを終わらせたのは紛れもなく私だっていうのにね…』
「A………」
ユラユラとマグカップから
立ち上る湯気を眺めながら再度口を開く
『………私はどうしたらいいの???』
こんなところで泣くなと自制をかけるも
溢れたら止まることを知らず
次から次へと
頬に筋を作っていった
第139話 思い出溶けるホットミルク 後編→←第137話 液晶越しに
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蒼天 - エレンさん» 気に入っていただけたようで良かったです(*´∇｀)年越しお蕎麦食べましたか?? (2019年1月7日 15時) (
レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - エレンさん» ど、どこかゴールドスプレーになってましたかｯΣ( ﾟДﾟ)!?もし、なっていたらそこのところ教えてくださいm(__)m!!! (2019年1月7日 15時) (レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
エレン - お・蕎・麦！！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - おせちーのまえにー年越しーお・蕎・麦！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - ゴールドスプレーってポケモンのやつ？ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼天 | 作成日時：2018年11月26日 0時
