第97話 キャパオーバー 後編 ページ3
「Aさんの検査結果が出たので、それを元にお話をしていきましょう。……まず、今回倒れてしまったことですが、ほぼ個性のキャパオーバーと考えて良いでしょう。」
『そうなんですね…』
「そしてもう1つ、キャパオーバーによる反作用って言ったら良いかな??……まぁその事だけれども、最悪の場合は、神経系のダメージから亡くなるかもしれないってことをちゃんと理解しておいてほしい。………Aさんの個性の"消滅"は何でも消滅できる強個性だ。でもね、反作用として神経系ダメージが何より強い、多分何度か個性を使う内に手とかどこかが痺れたり…麻痺するような感覚って、きっとあったと思う。」
思い返してみて確かにそんなこともあった気がする
まず自分の限界を越える様なことを
してこなかったから
そもそも分からないというのが本音だが
「でもまあ、そうだね…少しずつ自分の限界の幅を広げれば問題はないと思うよ。まず最初に無理はしないこと、限界だなと思ったり…痺れが強くなったらすぐに止めること。そういう1つ1つの積み重ねが、きっとAさんの限界の幅を広げることに繋がる。」
私はなるほどと合点しながら話を聞くこと数十分後
本格的な処置を受け今はベッドの上である
『朝パパと個性使用可能施設で戦闘訓練的なのをやったところまでは覚えてるんだけど……いつ倒れた??』
「始めてから2時間位だな、慣れない動作が多かったこと…個性の使い方や動きにまだまだ無駄があったこと………俺とやるという緊張とか、まぁ色々重なったんだろうな……とにかくAが何ともなくて一安心ってところだ。」
パパはそう言うと軽く私の頭を撫でてくれる
「とりあえず今は休め、それで体調が回復したら少しずつ個性を伸ばそう」
『………分かった』
「そんな顔するなよ、こればっかりはもうしょうがないんだから……とっとと休んでとっとと練習を再開させるの方が合理的だ」
雄英高校の入試まで後1か月
少し焦るような気を抑えながら
渋々しばらくは練習を休むことにした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 699人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼天 - エレンさん» 気に入っていただけたようで良かったです(*´∇｀)年越しお蕎麦食べましたか?? (2019年1月7日 15時) (
レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - エレンさん» ど、どこかゴールドスプレーになってましたかｯΣ( ﾟДﾟ)!?もし、なっていたらそこのところ教えてくださいm(__)m!!! (2019年1月7日 15時) (レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
エレン - お・蕎・麦！！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - おせちーのまえにー年越しーお・蕎・麦！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - ゴールドスプレーってポケモンのやつ？ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼天 | 作成日時：2018年11月26日 0時
