第106話 除籍処分と戦う ページ12
グランドでは個性ありの体力テストを行うらしく
皆楽しそうだと言っていた
ただ
あのパパのことだから
絶対に恐ろしい結果が待っている気がしてならない
「ほぅ……面白そうか………よし、トータル成績最下位の者は見込み無しとして除籍処分としよう!!!」
ほら
もう恐怖しかない
必死に記録を残し
何とか除籍を免れようともがく
緑モジャモジャくんもとい出久くんは
ボールを投げたものの
結果は個性なしの記録とほとんど変わらなかった
瞬時にその原因を考えると
パパの目の色が変わっていたので
個性を消されたのだと理解した
なにやらブツブツ会話をしているものの
ここからでは何を言っているかは分からない
ただ次の投球で
ものすごい記録が出たのと
見ているこっちが痛くなるような怪我を負っていた
パパはその瞬間を見て
ニヤリと笑っていた
『出久くん……その指大丈夫??』
「いやｯ…こ、これくらいななな何ともないよ!!!」
通りすがりの彼に声を掛け
やっぱり痛そうだと思った
私は彼の指を包み
傷を吸収した
「え???えｯ…???」
『ほら、もう大丈夫でしょ???』
そう言って手を離せば
何ともなくなった指が現れる
私は近くの少し大きめな石を拾い
それに吸収した傷を与えた
刹那
石は粉々に飛び散り
後に残ったのは粉のようになった石だけだった
「す、凄い………あの、急だけど個性教えてくれないｯ??」
『ふふｯ…ありがとう。個性はそのうち分かるだろうから今は内緒!!』
そう言って私は
集合を始めている皆のもとへと向かった
「ちなみに除籍はウソな…君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
嘘で良かったと思いつつも
絶対にろくなのいなかったら問答無用で
除籍だったのだろうと思い鳥肌がたった
成績は一斉開示で
百ちゃんと並んで1位だった
流石に全力で個性を使うと
多少は疲れるなと思いながらも
私は着替えを終え教室へと戻った
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蒼天 - エレンさん» 気に入っていただけたようで良かったです(*´∇｀)年越しお蕎麦食べましたか?? (2019年1月7日 15時) (
レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - エレンさん» ど、どこかゴールドスプレーになってましたかｯΣ( ﾟДﾟ)!?もし、なっていたらそこのところ教えてくださいm(__)m!!! (2019年1月7日 15時) (レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
エレン - お・蕎・麦！！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - おせちーのまえにー年越しーお・蕎・麦！ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - ゴールドスプレーってポケモンのやつ？ (2019年1月7日 0時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼天 | 作成日時：2018年11月26日 0時
