第86話 出発 ページ40
「ん...A、もう行くのか??」
「あら、どこかに行くの???......まさか男のところ?!」
流石というべきだろうか
香山先生の思考回路はすぐに色恋へと変わるらしい
『違いますよ!!明後日に士傑高校の入試があるんですけれど、何があっても良いようにホテルの予約をしてあって、今日の夕方の新幹線でひと足先に向かうんです。』
「えぇ!?じゃあ私達邪魔しちゃったわね……」
『いやいや、大丈夫ですよ!!!私1人なので。逆に何かしらのおもてなしもできなくて申し訳ないくらいです……』
「それはAが気にする事じゃねぇって!!むしろこっちが押し掛けたんだしな!!!!おいイレイザー、Aを送ってくるんだろ?」
マイクは気にするなといいながら
私の頭を撫でてくれた
「あぁ、勿論だ…とりあえずそろそろ駅に向かわないと間に合わないから行ってくる」
「了解よ!!こっちは準備しておくから気兼ねなくAちゃんを送り出してきなさい!!!Aちゃん女の底力見せてやりなさい!」
「Aちゃん、頑張っておいで!!君ならきっと大丈夫だ」
「そうだぜA!!!!お前ならできるｯ!!全力で頑張ってこいよ!!」
口々に皆から激励の言葉をいただいた
私はパパと一緒に車に乗り込むと
パパは車を発進させた
『……そういえばなんだけど、今回って何に負けたの??』
「ジャンケン……ちなみにマイクが負ければ居酒屋のはずだったんだが、1番最初に勝ち抜けしやがった。」
『あ〜………マイクって何気にジャンケン強いよね、特に何か賭けられるときのジャンケンは強者』
「そうだな…あの強運には毎回勝ててないな」
苦笑しながらパパはハンドルを切った
しばらくくだらないことを話しているうちに
気付けばもう駅が見えるようになっていた
「何時の新幹線だ??」
『うーんと……17:46だよ、頑張ってくるね!!!また到着したら連絡するよ』
「そうしてくれ。……Aお前なら大丈夫だ、頑張ってこい」
ニカｯとパパは笑いながら頭をワシワシ撫でてくれる
気恥ずかしさに包まれながらも
私は車を降りホームへと続く改札の奥へと向かった
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miotyatora29(プロフ) - こんにちはコメント失礼します！ほのぼのしてて面白かったです！質問なんですけど相澤先生って設定では30歳なんですけど夢主ちゃんの年齢から計算すると……相澤先生13歳で妊娠させてることになるのではないでしょうか…|ω•˘ )勘違いだったらすみません🙇 (2022年10月12日 18時) (
レス) @page12 id: e25d5229fc (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - printemps(プランタン)さん» 家族らしさを伝えられるよう作品を書いてきたので、そう褒めていただけて嬉しいです!!ありがとうございます(*'∇') (2020年4月17日 11時) (レス) id: de42be2b65 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - …家族だなぁ(ほのぼの) (2020年4月5日 22時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - 鯣さん» 鯣さん、ありがとうございます(*´∇｀)!!!! (2018年11月19日 21時) (レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
鯣(プロフ) - 蒼天さん» いえいえ大丈夫ですよ！読み方はさくやのがくえんです！ (2018年11月19日 18時) (レス) id: 12f3679b3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼天 | 作成日時：2018年8月21日 10時
