第85話 家に帰れば ページ39
「Aちゃーん、ごめんッ遅れた!!!!」
『いや??そんなに待ってないから大丈夫だよ!!』
文ちゃんと校門で待ち合わせをして
2人で下校をする
あれから完全にいじめは終息を迎え
主犯含め5人が退学となり今では何事もなくなった
若干未だにクラスの子との距離が開いているが
それも気にならなくなった
「あ、そういえば…Aちゃん明後日は士傑高校の推薦入試だよね?」
『うッ…………思い出さないようにしてたのにッ!!!!!』
「や〜い思い出せぇ〜!!!!」
『無理無理無理!!緊張で死にそう………』
文ちゃんはそんな私の反応をからかいながら
"Aちゃんなら大丈夫"と声を掛けてくれ
友達がいるという心強さを改めて感じる
「で、結局第1志望校士傑にしたの???」
『いや……入試を受けるくせに決めてない……。雄英からも推薦はきてるけど、父親の力でとは言われたくもないから受けないつもり。』
「でも、士傑に合格しても行くつもり無いでしょ??」
文ちゃんに図星を突かれ言葉に詰まり
思わず苦笑が漏れる
『……そうかもね、でもまだ悩んでいるだけだよ!!最終決定は少し先伸ばしにしちゃった!!!!』
「Aちゃんらしいや……あぁ〜あ私も頑張らなきゃな!!」
寒さは厳しさを増していく
悴んだ掌に吐息をかけながら
私達は自宅への方向へと別れていった
『ただいま』
「あら!!Aちゃんおかえりなさい、お邪魔してるわよ〜」
「やぁお邪魔してるよ!!久しぶりだねAちゃん、見ない内にまた一段と綺麗になったようだね」
家に帰れば出迎えてくれたのは
香山先生と石川先生だった
『睡さん、石山さん!!お久しぶりです!!!!いやいや綺麗だなんて...前とほとんど変わらないですよ!!』
驚きつつも家の中へと入れば
冷蔵庫に食材を入れているパパとマイクも
おかえりと言って出迎えてくれた
『で...今日は皆さん集まってどうされたんですか?』
「Hey!!よく聞いてくれたぜA!今日はなイレイザーが負けたもんで、宅飲みIn相澤宅になったんだよ!!!」
『パパ負けたんだぁ〜!!!』
ニヤニヤしながらそう言えばうるさいと返される
私は鬼の形相になりかけているパパに苦笑しながら
2階の自室へと向かった
予め用意しておいたキャリーバッグに
しっかりと必需品が入っているか確認をしてから
それらを持って下の階へと向かう
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miotyatora29(プロフ) - こんにちはコメント失礼します!ほのぼのしてて面白かったです!質問なんですけど相澤先生って設定では30歳なんですけど夢主ちゃんの年齢から計算すると……相澤先生13歳で妊娠させてることになるのではないでしょうか…|ω•˘ )勘違いだったらすみません🙇 (2022年10月12日 18時) (レス) @page12 id: e25d5229fc (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - printemps(プランタン)さん» 家族らしさを伝えられるよう作品を書いてきたので、そう褒めていただけて嬉しいです!!ありがとうございます(*'∇') (2020年4月17日 11時) (レス) id: de42be2b65 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - …家族だなぁ(ほのぼの) (2020年4月5日 22時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - 鯣さん» 鯣さん、ありがとうございます(*´∇`)!!!! (2018年11月19日 21時) (レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
鯣(プロフ) - 蒼天さん» いえいえ大丈夫ですよ!読み方はさくやのがくえんです! (2018年11月19日 18時) (レス) id: 12f3679b3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼天 | 作成日時:2018年8月21日 10時