第4話 溢れる感情 後編 ページ5
「A…」
『マイク……ママは…ママはｯ……死んじゃったの??』
分かっているのに
聞かないと気が済まなかった
もう戻ってこないと思いっきり怒鳴られたら
それで済むのかもしれない
でも戻ってきたマイクさんは
私のことを優しく包んでくれた
「そうだよ……」
『どうしてｯ……どうしてママは死んじゃったの???』
「ママは自分の命を使って沢山の人を守ったんだ」
『…なんでｯ!!なんでｯ………ママなの???なんでなのｯ???』
マイクさんの腕の中で私は激しく問う
"なんで"
と聞いても答えは出るはずがない
"どうして"
と言ってももうママは戻ってこない
「ママはすごく立派なヒーローだ……沢山の人を守って、多くの命を救ったんだ。」
『立派じゃないｯ!!!……ママは立派じゃないｯ…私は今すごく悲しいのに……助けに来てくれないもん。』
「そうだな……でもA、これだけは聞いてくれるか???リィトゥーは立派なヒーローだ…これは本当のこと。どんなに辛くてもどんなに怖くても、いつもいつも命を懸けて皆を敵から守ってるんだ。それはAのパパ、イレイザーだって同じだ。」
『……パパ、も???』
「そうだぜ、皆のことをとか皆のためにとか言うけど、その中にAもちゃんと含まれていることを忘れちゃダメだ。Aも皆も同じ大切な命だ。リィトゥーはその命を守るために、頑張ったんだ。今は分かんなくても大丈夫だ、いつかきっと分かる日がくる……」
『マイク……』
いつものような日常は
呆気なく崩れてしまった
それでも
立ち止まることなんて
できない
私は現実の残酷さを
ただただ受け入れるしかなかった
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蒼天 - 夢花(仮垢)さん» 夢花さん、教えてくださりありがとうございます!!今は直してあるので大丈夫だと思いますが、また変なところあったら教えてくださいm(__)m (2018年11月19日 7時) (
レス) id: be4adeb0ca (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 25話のところ、多分夢主ちゃんが作りたくなったという方だと思うので、「手伝ってもらった」じゃなく「手伝わせてもらった」の方が正しいかと…てなわけで、続き読んできます！ (2018年11月19日 3時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - 46猫さん» 泣けるだなんてｯ…嬉しくて私も涙がｯ( ；∀；)そう言っていただけて、本当にありがとうございます!!これからもこの作品共々お願いしますね!! (2018年10月4日 7時) (レス) id: a7daefa6e1 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - まって…5話目位まで見ても泣けるんだけど…(:-:) (2018年9月17日 10時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
蒼天 - fujinana0427さん» うわぁｯ!!ありがとうございます!!!!!!そう言っていただけて本当に嬉しいです(*´∇｀)この小説はこんなの読みたいなという、思いを形にしたものなので気に入っていただけたようで良かったです!!続編が完成しましたので、続編の方もぜひぜひよろしくお願いしますね!! (2018年8月21日 12時) (レス) id: a7daefa6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼天 | 作成日時：2018年4月18日 22時
