宴 ページ22
ワイワイと騒いでいる声が聞こえる。
「お兄さん達お熱いねぇ〜」
なんて言われているのは体制のせい。
ハクの膝に座って後ろから抱きしめられてるから。
とは言ってもハクは後ろで酒をグビグビ。
私も飲んでるけど久しぶりに飲んだのは美味しい!
『ギガン船長の所行ってくるね』
ノソノソと亀みたいな速さで壁を伝いながら歩いた。
ご不浄にいこうっと。
静かな街を歩いていた。
明日になればここに昔の笑顔が戻る。
ドン
『痛たたた。すみません、前を見てなく...て』
ドクドクドク。
心臓が激しく鳴る。
ス「っ!...すみません。私も前を見てなくて」
なぜ、目を逸らせない。
なぜ、こんなに血が熱いの。
『いえ、それでは...』
ス「あなた、名前は」
そんな声を背中で聞き何でもないように通り過ぎた。
『ウッ.....ヒック...』
どうして涙が出るの?
どうしてこんなに胸が熱いの?
あの人は何。
バタバタと走る音が聞こえる。
「おい!何があった!」
それだけでハクと分かった私は怖い。
ハ「...」
無言で私を抱きしめるハクは何を考えているのかわからない。
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桜咲美羽(プロフ) - オリジナル作品ではないためオリジナルフラグを外してください。 (2016年10月2日 18時) (レス) id: c3e60a3b0a (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 面白かったです!どうか続編お願いしますm(_ _)m (2016年8月2日 18時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - とても面白いです(*^▽^*)頑張って下さい!応援していますヾ(≧∇≦) (2016年8月2日 10時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷奴 | 作成日時:2016年7月28日 11時