闇の地〜未来の孤独〜 ページ24
フクロウの鳴き声が聞こえる。
空を見上げれば無数の星が光っている。
昔、人は死ねば星になって空から見守ると聞いたことがある。
もし、本当にそうなら私は届かない。
手を伸ばしてもいくら背伸びしても届かない。
「孤独」を強く感じる。
今、ハクは自分の主が守ったこの国を守りたい
ユンは自分の天命、キジャは初代白龍が使えていたから。
この旅にはそれぞれ理由がある。
だけど、もし私の力見せたら?旅が終われば?
また独りになるの?
「要らない」と言われるのだろうか。
前まで1人も同然だったのに、人の温もりをまた知ってしまった。
要らないと言われた時素直に「今」の時間を忘れることは出来るだろうか。
ハクをあの時愛しいと思ったことを否定することが出来るだろうか。
もう、気づいてはいけない。感情を人に見せてはいけない。離れた時必要以上に悲しくならないように。
私は少し開いた心の扉をまた閉じた。
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紗月(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2016年6月30日 18時) (レス) id: 778bb0b763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷奴 | 作成日時:2016年6月16日 15時