Fateプリキュア！外伝 (ページ6)

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輝と妖精と1枚のカードページ6

ちょっと休むくらいで寝ていたのになんだか凄い夢を見てしまった私

すると今度は

窓からヒラヒラと四角い紙が……

それに続いて

「ああっ！待ってえぇぇえー！」

慌てる声と共に窓から入ってくる空飛ぶうさぎのぬいぐるみ……？？

「なん…なの？…いったい…」

まさに開いた口が塞がらない、というのはこういうことを言うんだろう

(私…まだ夢見てるのかな…)

そんなことを思っていた

「これは？」

とりあえず、宙で舞う1枚のカードを掴む

そのカードの名前は『change』

「うそっ…」

それはさっき夢で見た通りのデザイン、名前が同じもの

そういえば…喋って生きてるぬいぐるみ！夢にもいたよこんなの！

(夢だ…きっとまだ夢から覚めてないんだ！！)

そう結論に至ったが即座にベッドに潜り込み目を瞑る

「えっ？えっ？！どっどうしたの？！」

生きてるぬいぐるみも驚いて慌てふためいている

「そんなのこっちが知りたいよ～！！」

訳分かんないしー！こんなのありえなすぎー！！

「落ち着いてよ～！あわわ…どうしようどうしよ～」
生きてるぬいぐるみもどうしたらいいか分からず、2人(？)ともこんな状態だった

そして……

「ハァ…」「疲れた…」とどちらかともなく疲れ果て

「とりあえず…自己紹介しようか」

そんな流れになっていた

「えっと…驚かせてごめんね…ボクの名前はクラブ
今君がいる世界とは別の世界から伝説の戦士プリキュアを探しにやって来たんだ」

目が点になった…
プリキュアって何…？妖精？別世界？伝説の…戦士？なにこのファンタジー小説みたいな単語の羅列？！

「まあ…驚くのも無理ないよ…
ボクもパートナー妖精の先輩から聞いたことあるけどプリキュアが存在しない世界の人達はボクらと出会ったらほとんどそういう反応するらしいから…」

いやいや普通そうでしょ…逆に驚かない人がいたら見てみたい…

「えっと…詳しいことは順を追って説明するから……君の名前は？」

「…私は七虹輝」

「これからよろしくね！輝」

…ん？ちょっと待って？これからよろしく、ってなんで？おかしくない？！今会ったばっかりだよ？！

そんなことをよそにクラブは説明を始めた

「ボクがいた所は妖精達が住む争いのない平和な世界
なのに…ある日突然凄まじいほどの闇の力を持つ奴らが現れてボクらの世界をメチャクチャに壊していったんだ…」

私は信じられないような夢物語を無理矢理納得させるようにして聞くしかなかった