２８ 【 知事の屋敷 】 ページ29
Side : Jun
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雪がうっすら積もった石づくりの道を
歩くこと数十分。
オレたちの目の前には、
青い屋根の一際立派な屋敷が
大きくそびえ立っていた。
「いつ見ても変わらないな」
「ええ。やっぱり立派な家ですよね。
お城に比べたら負けますけど」
「うひゃひゃ、いっくらなんでも
リョク城と比べちゃダメでしょ和也さま〜！
それより早く入ろ入ろ！」
「あ、ちょっと……」
カズの言葉に茶々を入れたと思ったら、
いきなり屋敷に向かってずんずん
突き進んでいく相葉くん。
オレらの護衛してんじゃないのかこの人！！
「僕らも行きましょう、潤くん」
「お、おう……」
.
ドアを抜けた途端、
暖炉の熱がこもった心地いい空気が
オレらを出迎えてくれた。
「う〜ん、あったかい。生き返るぅ〜」
服についた雪を払いながら言う相葉くんの声に気づいて、
玄関ホールを掃除していたメイドがこっちを向いた。
「あら？ いらっしゃいませ。
どういったご用件で……しょ……」
オレらの顔を見たとたんに硬直し、
思わず手にしていたモップを取り落とした彼女。
落ちたモップの柄が床に当たって、
カツーン、みたいな
そこそこ大きい音が鳴り響く。
その音でびくっと肩を揺らして我に返ったかと思いきや。
「しょ、翔さま！ 翔おぼっちゃまー！！」
ものすごい勢いで、
二階に続く階段を駆け上がって行った。
「あわただしいメイドさんだねえ」
「同感です」
何故か意気投合する二人。
まあ、行方不明だったオレらがいきなり現れたんだし、
当然っちゃ当然だな。
.
苦笑いするオレらの耳に、
どたどたどた、と
勢いよく階段を駆け下りる音が届いてきて。
.
「カズ！ 潤！！」
.
再会を待ちわびた幼馴染は、
ようやくオレらの前に姿を現してくれたんだ。
２９ 【 幼馴染との再会 】→←２７ 【 隣国、セイの国 】
あなたのラッキー嵐コンビ！
スタイル抜群モデルコンビ【泣き虫】
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青蜜柑(プロフ) - さくらさん» さくら様：こんにちは、コメントありがとう！ おお、赤色さん担当だったのですね！ 出番が遅くてごめんなさい（苦笑） 青色さんももうすぐ出せると思いますのでどうか気長にお待ちくださいませ！ (2012年8月16日 21時) (
レス) id: 48c8c67a4d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ひゃーっ最近来れなくてごめんなさいっ(焦)今日来てみたら話がものすごく進んでてびっくりしました！ちなみに赤色キャスターは私の担当さんです(笑)智君は何役かな？ (2012年8月16日 16時) (レス) id: 5237857025 (このIDを非表示/違反報告)
青蜜柑(プロフ) - さくらさん» さくら様：こんにちは、コメントありがとう！いや、 いつ出るんだっつー話ですね（汗 いつになるかは分かりませんが、どうぞお待ちくださいー。 (2012年7月28日 23時) (レス) id: b8cb31d31b (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 相葉ちゃんの謎がますます深まる…。山コンビさんはいったい何役なんでしょうかね〜？？ (2012年7月28日 16時) (レス) id: d53084db76 (このIDを非表示/違反報告)
青蜜柑(プロフ) - さくらさん» さくら様：こんにちは、コメントありがとう！ 山コンビのお二人はまだまだ出番が先のようです……（苦笑） 相葉ちゃんの謎もちょっぴり後になりますが、必ず謎を解き明かそうと思います（笑） (2012年7月20日 19時) (レス) id: b8cb31d31b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青蜜柑 | 作成日時：2012年7月2日 20時
