よんじゅうご。 ページ45
あの日から3日。
私はまだ、涙を流していた。
なかなか渇かない涙。
水分もあまり取ってないのに、何処から涙は出てくるんだろう…。
今日も、病室で、窓の外に見える、中庭を見ていた。
コンコン。
突然鳴った、ノックの音。
今は誰にも会いたくない。
『優子です。Aちゃん、入っていいかしら?』
どうやら、ドアの向こうにいるのは優子さん。
「はい…。どうぞ…。」
あっさり、病室に入れてしまう。
慧が居なくなるのを目の当たりにしても
まだ、どこかで、なにかを期待している私がいる。
『これ…、慧の病室を片付けていたら出てきたものなの…。』
そう言って、優子さんが出したのは、淡い青の封筒。
そこには、綺麗な、男子とは思えない字で
“Aへ”
と書かれていた。
『貴方宛てらしいから、読んであげて?』
「はい…。」
私は躊躇うことなく、開封した。
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かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね! (2017年9月5日 19時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
慧音(プロフ) - 夏花さん» ありがとうございます!受験も終わって暇人なので 笑 これからも沢山更新していきます!読んでくださってありがとうございます! (2017年2月28日 11時) (レス) id: a36a07995b (このIDを非表示/違反報告)
夏花 - 2.3日でこんなに更新ってすごいですねっ!!更新楽しみにしてます〜! (2017年2月28日 1時) (レス) id: 7d643e367d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:慧音 | 作成日時:2017年2月26日 11時