玖 ページ9
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「な、なんだテメェ!!!」
「急に来たくせに獲物を横取りかよぉ!!」
「ぶっ殺してやらぁ!!」
「邪魔すんじゃねぇ!!!!!」
「邪魔…ねぇ
君達こそ、俺の邪魔をしないでくれるかなぁ??」
空気が重々しい。
殺意を向けられていない私にもわかる
十分に彼を怒らせてはいけない事が。
さっきまで冷たかった風が今では少し暖かく感じる
手足の震えが止まらない…
今ならよくわかる
鬼がどういう物なのかを。
「「「「ぐぁぁぁああああああ!!!」」」」
只々一瞬の出来事だった
私には風が吹いた様にしか見えなかった。
気がついたら、4体の鬼は
土に這いずり転がっていた。
「っ…つえぇ…」
「に、逃げるしかねぇ!!!」
「ふふふっ…
逃がすわけないじゃないか。」
グシャッ
そんな音と共に、居たのは
血だらけの鬼ただ1人だけだった。
他の鬼はバラバラだった
まったく何が怒っていたのかが分からなかった
只々一瞬すぎて
これが鬼と人間の差だと、やっと気づけた。
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作者 - 初コメありがとうございます!!基本的に土日更新なのでそろそろ更新予定です!!! (2020年11月29日 10時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
「」 - やべぇー!!むっちゃ好み!続き待ってます! (2020年11月27日 13時) (レス) id: b574949f5c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 1,1000hitありがとうございます!! (2020年11月23日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - お気に入り登録者100人ありがとうございます! (2020年11月23日 17時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年11月2日 18時