初めの一歩、踏み出した時から絶望。

陸 ページ6

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それにしても…



しのぶさんや、おはぎさんがいたってことは…



なんかの任務だったのかな…？？
んー？





でも原作にはそんな展開なかったよね？
友達もそんなこと言ってなかったしなぁ…




ゴツッッッ！！！！





『いででで！！！！って、なんだ木…』




いや、これ…木じゃない！！！
この時代の…大正時代の…！！！！





『電柱だぁぁぁ…！！！』
こんなところで見れるなんて…！
まさに奇跡！


今も生きてるし、神様ほんっっっとに！！！






鬼と会ったこと以外はありがとう！！！！
マジで！！








「なんかあの人…電柱に感謝してない？？」



「そ、そうねぇ……」




「服とかもなんか私達と違うし…」


「もしかして、異国の人？？」



「そうっぽいわねぇ…」



「でも、日本語喋ってなかったか？？」


「ほんとね…」




ざわざわしてるなーって思ったら人が居たんだ…



って！！！人ぉ！！！！！
こんなところで大正時代の人と出会うなんて！



それに、建物も！！
街の看板も！！

景色も！！！！！





もう！！我慢できない！！
スマホのストレージも余ってるし、写真撮ろ！！！







「なんか平べったいの取り出した…！」



「しかも、かしゃかしゃいってるわね…」


「異国ってなんかすげーなー」



「私達より文化が進んでるのねぇ…」








……なんて、言われているだなんて
全く持って気が付いていなかった……




お菓子屋のおばさんかな？？




「あんた、異国の人かい？？？」


『えぇ…日本って、いいところですねぇ！』



「そりゃ、良かったさぁ…」
「でもね……」





「あんた…目立ってるよ？？」



『えっ…』




お菓子屋のおばさんが言ってくれたからよかった…
もし、言ってくれなかったら…


いろんな人に伝わって


最終的に鬼に………


もっと最悪だとパワハラワカメに………




うわっ、そんなこと考えただけで寒気してきた。



ここは気持ちを抑えて、目立たないようにしなくちゃ…



それに歴史に影響とか与えたら駄目だし。






とりあえず、異国の人とか居そうな場所に行こうかな。

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