廿弍 ページ22
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私の匂いに気が付いたのか壱、伍、陸
と順番にこちらを見た。
あ…あーー
あーーーーーっ…………
これ終わった、絶対に。
ほらもう二人から出してるオーラがあかん奴や!
ゴゴゴゴって後ろから見えるよ!!
「あ、A。来てくれたんだねぇ…」
『来たくて来たわけじゃないですはい。』
お願いですからその黒い笑顔やめてください。
あの映画のワンシーンみたいな笑顔やめてください。
「…守ってあげるって言ったのに、なんで来てるの?」
『変な地震のせいで転んでここまで来ました。』
嘘ついたら殺される…絶対。
というかあれは転ぶというのだろうか…
「はぁ…」
「後でお母さん、お父さんに叱ってもらわないとね…」
『あ、あの…累くんのお母さん必死に助けようとしてたよ?』
「……まぁいいか。」
よし!よしっ!!!
累くんのお母さんお怒りエンドは避けられた!!
お母さん、痛いのないから安心してください!
「…お前、大変そうだな…」
『ありがとうぉぉ!k…知らない鬼さん!!!』
危ない、危ない…釜鵺って言いかけた……
ファンブック見せてもらったから名前わかるけど…
お陰でネタバレもされたケド。
というか本当に優しすぎるな釜鵺さんは。
本当に十二鬼月????((
「さぁ、行こうA。」
「僕と家族になるんだよねA。」
「……なんでこうなってんだ????」
ナンデ拒否権ナイノ????
私に人権ないの???
というか一番安全そうなの釜鵺さんだよね
オーラがとにかく全然違うし
優しい言葉かけてくれたし。
あの二人は怖いよ、かわいいけどさ。
というかなんで私の血って強い鬼引きつけんの??
そんな美味しくないともうよ???
あーも……
今はここから抜け出す方法を考えないと……
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作者 - 初コメありがとうございます!!基本的に土日更新なのでそろそろ更新予定です!!! (2020年11月29日 10時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
「」 - やべぇー!!むっちゃ好み!続き待ってます! (2020年11月27日 13時) (レス) id: b574949f5c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 1,1000hitありがとうございます!! (2020年11月23日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - お気に入り登録者100人ありがとうございます! (2020年11月23日 17時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年11月2日 18時