初めの一歩、踏み出した時から絶望。

廿壱 ページ21

『…っ！！』




今、なんか地震みたいな揺れが…
え？






もしかして、累くんと魘夢さん？？？
いやいやいや…


世紀末ヒャッハー！！な猗窩座とは違うだろうし…





ゴメンナサイ猗窩座ファンの皆様お許しください
これ、元の世界戻ったら猗窩座のファンに殺される…


そんな戦い好きな猗窩座殿私も好きですどうかお許しを…






………うん、真面目に考えよう。
累くんは糸を操ったり、自由自在に出せるよね？
んで魘夢さんは自由自在に夢を見せれるし……

あれ？？
こんな地震みたいな揺れ起こせるのおかしいよね？

え？もしかしてめちゃおこ？？？
おもってたより？？？？

そう思った次の瞬間だった。
またあの揺れだ、しかもさっきより全然違う。





そんなことよりも、足元を見ておけば良かったと
今更ながらに後悔した。



つまづいた。
続いて大きな揺れ。







グラッ…


『えっ……うそでしょぉぉぉ！！！』
『こんなかっちょ悪い下山方法いやぁぁぁぁあああ！』




今現在、ゴロゴロ前向きで後ろに転がってます。
誰か！止め方教えて！！！




「っ！！！待ってて、今助けてあげるから！！」


そう言ってなんとか急いでこっちに来てくれる
累くんの母役の人。



お優しい……
本当に優しすぎない？？？ママン。


まぁ、命令だからやるんだろうけどs…



じゃない！！！


『だ、誰かぁぁあああああ！！！！』






あ、でも……


これで下山出来るんじゃ！！！








と、脳内お花畑な考えを持っていた私が大馬鹿でした。








現在、下弦の壱、伍、陸……



はい、どう考えたって増えてますありがとうございません。







「お、落ち着けよ！！そんな一人の人間如きに…」


「…すみませんが口出ししないでいただけません？」


「これは僕らの問題なんだけどぉ？？？」




この中でいっっちばん可愛そうな釜鵺さんがマトモや…
本当そうだよ、こんな人間に構ってたら駄目なのにさ…



十二鬼月の強い鬼さんさ…





あ、よくよく考えたら下山しない方が良かったんじゃ…

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