捨壱 ページ11
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「でも、浅草からは遠いね…」
「よっと…君、軽いねぇ。ちゃんとご飯食べてる？」
『失敬な！ちゃんと…ってえ？？』
気がついたら、お姫様抱っこをされていた。
いや、鬼だから多分出来るんだろうけどさ…
って？おい！！ちょっとまて！！
何しようとしてるの！？！？
これ！？
魘夢さんは！？
『これっ…何しようとしてるんです？？？』
「何って、このスペースじゃ浅草にいられる時間が限られる。」
「だからちょっと、はやーく移動するんだよ。」
「それにさ…また、鬼が来たらどうなの？？」
うっ…
痛いところを突かれた…
まぁ、そっちの方が安全だけど……
「ふふっ…その顔図星って顔だね……」
「さ、行くよ。」
その言葉と同時に、
さっきいたところは遥か遠くだった。
って！ああああああ！！！
しのぶちゃんの藤の花の袋がぁぁ！！！！！
うそでしょぉぉぉぉおおお！！！！！！！！！！
『まって！え、ちょ！速い速い速い！！！』
「大丈夫、離さないから。」
そういう問題じゃ！！！
ってかこれ速くない！？！？
列車より速い気もするよ！！！
なんで列車の上たって……
あぁ、人間食べる為だ…
じゃない！！
考えもおかしなところに進路方向してる！！！
暫くして、スピードを落とし彼がこう言った。
「ねぇ、そういえば君の名前聞いていなかったね。」
「名前は？」
『えっと…神風 A。』
「へぇ…異国から、来たって言ってた割には日本の名前なんだね。」
『う"っ…』
またまた痛いところを…
「まぁ、いいや」
「君家族はお金持ちなの？？ずいぶんと見ない格好してるけど。」
『う…』
此処で私は うん と言いかけた。
ん？待てよ？？？
此処は大正時代。
つまり異国の服ってめっちゃ、金持ちしか持てないんじゃ。
それに、魘夢が言ってた言葉からもそうなんだ
私はお金持ち設定で行かなきゃ。
『うん、そうだよ。』
「ふーん…」
あ、これやばかったかな…
なんかもう、めっちゃ怪しまれてる感半端ない。
今日の格好パーカーとかジーンズだもん。
パーカーの下には…まぁ黒の長袖。
いや、怪しまれて当然じゃん！！こんなの！！！
「もうすぐ着くよ。」
『えっ！？もう！！？？』
『…わぁぁ…凄い……！！』
そこには、
多くの人
沢山の温かな光
いっぱいの建物
人々の声があった。
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作者 - 初コメありがとうございます！！基本的に土日更新なのでそろそろ更新予定です！！！ (2020年11月29日 10時) (
レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
「」 - やべぇー！！むっちゃ好み！続き待ってます！ (2020年11月27日 13時) (レス) id: b574949f5c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 1,1000hitありがとうございます！！ (2020年11月23日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - お気に入り登録者100人ありがとうございます！ (2020年11月23日 17時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年11月2日 18時
