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翌日、いつもより少し早めに教室に行った私は、担任の先生の机を借りて日誌をつけながら、登校してくる生徒たちに挨拶する。
「A先生おはよう！」
「おはよう」
少しソワソワする。あの子が来てくれないかなと思って。
昨日変なこと言ってきちゃったから、今日きてもらえなかったら私のせいかもしれない…。
「Aさんがんばってるでウィスね〜」
「！」
はっとして顔を上げると、目の前にウィスパーさんとジバニャンと、ランドセルを下ろすケータ君。
そっか、ケータ君はこの目の前の席だった。
「A先生おはよう、今日早いね。どうしたの？」
「おはよう。うん…ちょっとね、華ちゃんのことで…」
「華ちゃん？…ああ、姪原さん」
その名前をきいて、ジバニャンとウィスパーさんが少しむっとする。
「オレっちあの子苦手だニャン。ニャンか偉そうだし」
「私もでウィス！ケータ君にあんな態度をとるなんて許せません！」
「んー。確かにちょっと無愛想だけど…でも、あの子……」
「A先生？」
そのとき
ガラッと教室の扉が開いて、
華ちゃんが入ってきた。
「あ、噂をすれば来ましたよ」
華ちゃん…！良かった。来てくれて。嬉しい。
でも華ちゃんに注がれたのは、私からの歓喜の目線と、クラスのみんなからの少し冷たい視線だった。
「来たよあの子」
「迂闊に話しかけない方がいいよ…きっと」
うっ…この雰囲気、何とかしないと…。
…そうだ。
「みんな！」
「？」
立ち上がり、華ちゃんのもとへ歩いていく。
華ちゃんは少し嫌そうな顔をする。
みんなが私を見る。
「あのね、華ちゃん、ちょっと無愛想なところあるし、話しにくいかもしれないけど、
緊張してるだけで、本当はきっといい子だから、仲良くしてあげてね」
「…」
「…って、私が言うことじゃないかもしれないけど…」
またひとりよがりなことをしてしまったかもしれない。
教室が静かになる。
その沈黙を打ち破ったのが、
「おはよう姪原さん！」
意外にもケータ君だった。
続いてフミちゃんも
「華ちゃんおはよう！」
私はそれがなんだか嬉しくて、華ちゃんの方を見ると、華ちゃんはなんだか嬉しそうな、複雑そうな、そんな顔をしてボソッとつぶやいた。
「……おはよ」
クラスの中にはまだしぶしぶといった感じの子もいたけど、この調子でいったら大丈夫だよね。
「Aさん、最近変わりましたね〜ケータきゅん」
「うん…。あの先生なら、姪原さんのことも変えられるかも…」
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明石美音子 - 海葉さん» 吹きました!?楽しんでもらえて何よりです！嬉しいです！(笑)華ちゃんと宗像ちゃん、今後のふたりの関係に注目ですね！宗像ちゃん相変わらずですね〜。 (2017年10月7日 17時) (
レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ちょww理科の先生面白すぎです！吹きました（笑）華ちゃんもクラスに慣れてくれると良いですねぇ〜。宗像ちゃんも流石ですよ！ (2017年10月7日 16時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございます！はい！頑張ります！今後のお話もお楽しみに！ (2017年10月4日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - アンケート締め切りおめでとうございます！次のエンマ大王様のお話もすごく楽しみです♪あ、でも桜色シリーズも楽しみにしてますよ！これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年10月4日 17時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - リミッターさん» 生で見たいですか!?(笑)宗像ちゃんならどんな妖怪さんといても癒されますよ。そんな女の子を目指して書いてる子ですから(笑)お気に召したようで何よりです！(笑) (2017年9月29日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年7月16日 21時
