【妖怪ウォッチ】笑・桜色のあの子

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転校してきたばかりのクラスの、副担任の先生。




その先生が、意味の分からないことを言いにわざわざ家まで来て、帰って、




それから数時間たって、お母さんが帰ってきた。





「ただいま華ちゃん。お腹空いたでしょ？すぐ夕飯作るわね」




「おかえりお母さん」




お母さんはいつも帰りが遅い。
お父さんに至っては、私が寝たあとに帰ってきて、起きる前には出勤、なんてことも少なくなくて、帰ってこない日も多い。




「新しい学校どう？」




「うん…別に、普通だよ」




自分の気持ちに嘘つくのなんて慣れてる。




「あ、そうそう。今度の日曜日、町内会の草取りがあるんだけど、華ちゃんも出られる？人手が足りないみたいなの」




「別にいいけど…」





草取り…？





……。






あの副担任の先生のクイズ、確か、
『取っても取っても無くならないもの』。



あっ…。



「分かった…。答えは雑草だ…」



「え？」



雑草は取っても取ってもまた生えてくる。



「ど、どうしたの華ちゃん？」





そう…雑草…。
私も雑草みたいにしぶとく強く生きろって、
あの先生はそう言いたかったのかな…。




明日…行ってみようかな、学校。




私も雑草のように、強く…。

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