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合宿4日目。
5日目は朝ご飯を食べたらすぐに帰らなければならないらしいので、今日が最終日のようなものだ。
そんなわけで、今日は、施設の妖怪さんに感謝して、掃除や草取りなどの奉仕活動を行う予定になっていた。
それぞれ仕事が割り振られ、私は自分の部屋の担当だった。
奉仕活動は、朝ご飯を食べ終わってから、お昼休憩を挟んで夜までかけて、徹底的に綺麗にするらしい。
朝ご飯を食べ終わってからすぐにそれぞれの担当場所へ分かれた。
「さて、と…」
施設の妖怪さんに受け取ったほうきとちりとりを持って部屋に戻ってきた。
とりあえず床の障害物を退けようと思い、敷きっぱなしだった布団を押し入れに戻し、床に散乱していたみんなの荷物を隅に寄せる。
大方片付くと、ほうきで床を掃き始めた。
…人数分の布団を畳んだり、大きな荷物を運んだだけでもかなり体力を消耗した気がする。
部屋で集めたゴミを玄関まで掃いていき、玄関で集めたゴミと一緒に集めてゴミ箱へ捨てた。
と、玄関の隅に小さな蜘蛛を見つけた。
「あ…」
一日目の夜に大騒ぎした虫の件を思い出す。
あのとき蜘蛛一匹潰しちゃったんだっけ…。
私は直接手を下した訳ではないけれど、なんだか申し訳ない気持ちになった。
だから…
持っていたちりとりを蜘蛛に近付け、そこに乗るように促した。すると私の気持ちを汲んだように素直にちりとりに乗ってくれた。
そのまま外に出て、部屋から少し離れた土の上に蜘蛛を逃がした。
もうここに来ちゃだめだよ？女の子の部屋だったら潰されちゃうからね…。
なんて心の中で蜘蛛に話しかける。
と、いつの間にか私の後ろに妖怪さんが立っていた。
ちょっとびっくりして振り向くと、そこにいたのは土蜘蛛さん。
「あ、土蜘蛛さん。おはようございます」
「ふむ、お早うA。どうした？何か見つけたのか？」
部屋から離れた位置でじっとしゃがんでいた私を不審に思ったのか、はたまた心配してくれたのか。
いや、もしかしたらサボってると思われたのかも…。
とにかく様子を見に来てくれた土蜘蛛さん。
「いや、部屋に蜘蛛がいたので…逃がしてあげてたんです。なんか、潰すのはバチが当たりそうだったんで…」
と説明すると、私の視線の先に蜘蛛を見つけたのか、土蜘蛛さんが言った。
「ふむ…。感謝しているようだぞ」
「く、蜘蛛の言葉が分かるんですか!?」
「いや、なんとなくだがな…」
「へえ…」
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明石美音子 - 海葉さん» 吹きました!?楽しんでもらえて何よりです！嬉しいです！(笑)華ちゃんと宗像ちゃん、今後のふたりの関係に注目ですね！宗像ちゃん相変わらずですね〜。 (2017年10月7日 17時) (
レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ちょww理科の先生面白すぎです！吹きました（笑）華ちゃんもクラスに慣れてくれると良いですねぇ〜。宗像ちゃんも流石ですよ！ (2017年10月7日 16時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございます！はい！頑張ります！今後のお話もお楽しみに！ (2017年10月4日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - アンケート締め切りおめでとうございます！次のエンマ大王様のお話もすごく楽しみです♪あ、でも桜色シリーズも楽しみにしてますよ！これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年10月4日 17時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - リミッターさん» 生で見たいですか!?(笑)宗像ちゃんならどんな妖怪さんといても癒されますよ。そんな女の子を目指して書いてる子ですから(笑)お気に召したようで何よりです！(笑) (2017年9月29日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年7月16日 21時
