■ ページ16
「ふふん…実は、こんなこともあろうかと！
女の子用の水着を人数分用意してきたわ！」
と、自分のバッグから少し大きめの袋を取り出した花子さん。
いつの間に水着なんて…。
「はい！みんなこれ持ってって！にんぎょはそのままでいいのよね？」
ばばっとにんぎょちゃん以外のみんなに水着が一枚ずつ配られた。
私が、自分に渡された水着をよく見てみると…。
「え！ちょっと花子さん!!」
「ん？」
「これは…ちょっと…」
私に渡された水着は、可愛らしいリボンのついた、パステル調のピンク色の、
ビキニだった。
「え？ほら、やっぱ、Aちゃんといったら桜色でしょ？」
桜色だったのこれ。
ていうか色の問題じゃないんですよ。
「ビキニはちょっと…恥ずかしいかなーって…。」
ビキニなんて着たことない。というよりそもそも、中学校を卒業してからは全く泳いでいなかった。
要するに学校用のと、小さい子用の水着以外は着たことがないのである。
「大丈夫よ。Aちゃん、見たところウエスト細いし。スタイルいいわよ？」
「で、でもね…あの…。」
口で言うのが少し恥ずかしかったため、自分の手を胸に当てて花子さんを見つめた。
「え？胸？バストサイズ？」
花子さんの言葉にコクコクとうなずく。
「本当に小さいから…ビキニは無理だよ…。」
「何言ってんの！小さいっていったって、ほんとにペッタンコなわけじゃないんだから大丈夫よ！
それに、あんまりボンキュッボンな子よりは、ちょっとくらい控えめな体の子の方が可愛いわよ。」
なんの話をしてるんだ…。
「いや…それに、胸だけじゃなくて、肌の露出が多いのは恥ずかしいから…。」
「もう〜せっかく選んであげたのに…。
…あ、じゃあ、上にこれ着たら？」
そう言って花子さんが手渡してくれたのは、レースでできている半袖のTシャツ。
「レースだからちょっとは透けるかもしれないけど…これなら平気でしょ？」
「あ、ありがとう…。」
「よし！じゃあ行きましょう！」
花子さんが一番ノリノリだな…。
でも、もう長いこと泳いでいなかったから、久々に冷たい水に入れると思うとワクワクする。
にんぎょちゃんの入っているたらいを台車に乗せて、それを押しつつ集合場所へ向かった。
手持ちのカバンの中に、花子さんからもらった水着とレースのシャツを入れて。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーアルファベット
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明石美音子 - 海葉さん» 吹きました!?楽しんでもらえて何よりです！嬉しいです！(笑)華ちゃんと宗像ちゃん、今後のふたりの関係に注目ですね！宗像ちゃん相変わらずですね〜。 (2017年10月7日 17時) (
レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ちょww理科の先生面白すぎです！吹きました（笑）華ちゃんもクラスに慣れてくれると良いですねぇ〜。宗像ちゃんも流石ですよ！ (2017年10月7日 16時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございます！はい！頑張ります！今後のお話もお楽しみに！ (2017年10月4日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - アンケート締め切りおめでとうございます！次のエンマ大王様のお話もすごく楽しみです♪あ、でも桜色シリーズも楽しみにしてますよ！これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年10月4日 17時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - リミッターさん» 生で見たいですか!?(笑)宗像ちゃんならどんな妖怪さんといても癒されますよ。そんな女の子を目指して書いてる子ですから(笑)お気に召したようで何よりです！(笑) (2017年9月29日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年7月16日 21時
