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昨日のこともあってか、今日は全員寝不足で、
朝からみんなぼーっとしていた。
朝ご飯を食べたあと、自由時間を与えられた私たちだけど、みんなは部屋でゆっくり寝たいそうなので、
全然眠気も疲れもなかった私は、一人で山へ散策に行くことにした。
夜寝なくても平気なタイプなんだよね。受験勉強のときとかも夜中ずっと起きてやってたし…。
大ガマさんに相談すると、「あまり遠くへ行かないこと」と、「熱中症に気をつけること」という条件で了承を得られた。
麦わら帽子をかぶり、鞄に水筒を入れて部屋を出た。
山には虫や鳥がたくさんいる。
セミの鳴き声は、街できいてるものよりも力があって、なんというか、夏らしい感じ。嫌な暑さを感じさせない。
時折うぐいすの鳴き声もきこえてくる。
うぐいすって春しかいないと思ってたのに…。
山には命があふれてる。
そんな詩のような言葉がふと頭に浮かんだとき、
急にすごい風が吹いた。
「あっ！」
かぶっていた麦わら帽子を突風にさらわれてしまい、急いで追いかける。
すると麦わら帽子が誰かの手によって止められた。
「え？」
驚きながらも急いで帽子のもとへ走る。
近づくにつれて、私の帽子を手に持った妖怪さんの姿が見えてきた。
見たことない妖怪さんだ…。なんか青いな。
長い棒のようなものを持ち、もんぺ袴のような服を着て、高い下駄を履いたその方は、
しばらく麦わら帽子をまじまじと見つめていたけど、私に気付くとすぐにそれをさしだした。
「…君の帽子？」
「う、うん。そうです。ありがとう。」
女の子みたいな声だな…。
でも男の子？だよね？
「なんで人間が妖魔界の山にいるんだ？」
「あー…それは、その、私、妖怪の友だちがいて、遊びに来てて…。」
「ふーん…。」
その方は興味なさげに返事をすると、空を見上げて言った。
「君、大した用がないなら、すぐ戻った方がいいと思うよ。」
「え？」
「これから大事な闘いが始まるんだ。」
「大事なたたかい？」
「また飛ばされないようにね。」
それだけ言い残すとその方は、空高く飛んでいった。
その姿を目で追う。太陽光がまぶしくて見失いそうだったけど、なんとか着地したところが見えた。
そこは高い岩の上。
たたかいって…何をするつもりなのかな…。
危ないことには巻き込まれたくないけど、なんだか興味のわいてしまった私は、
「すぐ戻った方がいい」なんて忠告も忘れて、その場に立ち尽くしていた。
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明石美音子 - 海葉さん» 吹きました!?楽しんでもらえて何よりです！嬉しいです！(笑)華ちゃんと宗像ちゃん、今後のふたりの関係に注目ですね！宗像ちゃん相変わらずですね〜。 (2017年10月7日 17時) (
レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ちょww理科の先生面白すぎです！吹きました（笑）華ちゃんもクラスに慣れてくれると良いですねぇ〜。宗像ちゃんも流石ですよ！ (2017年10月7日 16時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございます！はい！頑張ります！今後のお話もお楽しみに！ (2017年10月4日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - アンケート締め切りおめでとうございます！次のエンマ大王様のお話もすごく楽しみです♪あ、でも桜色シリーズも楽しみにしてますよ！これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年10月4日 17時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - リミッターさん» 生で見たいですか!?(笑)宗像ちゃんならどんな妖怪さんといても癒されますよ。そんな女の子を目指して書いてる子ですから(笑)お気に召したようで何よりです！(笑) (2017年9月29日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年7月16日 21時
