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▼ story three ページ5
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「酷い事を言いますね…ふふ」
あと一週間でAの命は尽きる。
あと一週間の命はこいつからすればやっと一週間の感覚であり命が尽きてしまう事など惜しいともなんとも思っていない。
寧ろ早く命が尽きないかと思っている程だ。
以前に、あと一週間でお前の命は尽きると言えば、
「やっと、無惨様にお会いできるのですね」
ありがとうございます、と感謝された。
気味が悪かった。
なんとも言えないようなぐつぐつとした気味悪感。
あと一週間の命だ。
その間生きていられるだけで幸せと思え。
いつ鬼の手によって殺されるかもわからない俺達からすれば腹が立つような凄まじい嫌悪感を感じた。
─────だが、所詮は鬼だ。
人の頃があったと言えど鬼は鬼だ。
人を食らい生きていたこいつらは何とも思わないのだろう。
(……俺以外の柱はみんなこいつに食われた訳だ)
あの時を思い出せば、
今でもこいつを苦しめて殺したくなる。
続く
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作者名：riinu | 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月19日 15時
