【炎炎ノ消防隊】逃 れ ら れ な い

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side.B









___浅草.









「...チッ、」






気に食わねェ、なんでだ。


なんで彼奴は浅草に来ねェんだ。








先刻電話をしたがすぐ切られた。






微かにだがアーサーの声が聞こえた。




アーサーがAに何かしたのか？

アーサーがAと俺の話を邪魔したのか？








許せねェ。







「若！」


「なんだ紺炉。」






「第八に電話したらしいじゃねェか。

しかもAに。」




「...それがどうした。」





「...若。やりすぎは良くねェ。

いくら想い人だからって、
無理強いすんのは良くねェぞ。」




「あ"？ならなんで浅草に彼奴が来ねェんだよ。」







可笑しいだろ。








「それに、無理強いなんてしてねェ。

浅草に来いって言おうとしたら電話を切られた。



俺はなんでこの間の修行に来なかったのか理由を聞いただけだ。

機関員に能力に合った機械を作って貰ってたんだとよ。」







「そうか、なら良いんだが...

最近の若は、どうにか様子が変だったからな。」





変にもなんだろ。




誘っても来ねェ、

電話してもすぐ切られんだからよ。





俺はこんなに好いていんのによォ。









まぁ、次に浅草に来しだいもう第八には戻さねェけどな。

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