【炎炎ノ消防隊】逃 れ ら れ な い

28. ページ30

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___第8特殊消防隊.






『......』




「...それで、さっきの電話で言っていたことはどういうことだ？」






少しの沈黙。

空気がピリついていて、少し気まずい。




最初に沈黙を破ったのはアーサーだった。






「...紅丸は、Aのことを自分のものにしようとしている。

そしてあいつは手段を選ばないつもりだ。


紅丸は...あいつは、危険だ。」





『新門大隊長が、危険...？』




どういうこと...？

私を自分のものに...？



新門大隊長が危険って...

確かに、新門大隊長の気配っていうか雰囲気は少し苦手だけど...

この間の電話の時も声が一瞬低くなって怖かったし...



でも、そんなに危険なのかな...？







「もしAが浅草に行けば、

紅丸はそのままAを第七に...籍を無理にでも変えるだろう。」



籍を...？

それって第8から第七へ移籍させるってこと...？






「証拠はあるのか？アーサー」


「もちろんだ。」





『あるの...！？』

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