Fate of meeting you。 (ページ9)

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eighth memory。ページ9

"さくらはその菊池風磨に恋してるんだよ"

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屋上から出る時もその樹の言葉が頭から離れなかったし、その時の樹の寂しそうな顔が脳裏に焼き付いてた。

ほんとに？私が………………？
菊池風磨くんに恋してるの？！？！

考えすぎて火照った顔を冷やしに行こうと体育館裏へ行った。

するとそこには中島くんと菊池くん。

何やら話し込んでる様子。

咄嗟に隠れると所々聞えてくる会話の内容。

健人「お前、絶対取るんじゃねーぞ？あいつは俺のもんだ。お前になんて渡したりしねぇぞ。」

風磨「……あぁ。わかってるよ。」

健人「ふぅ～ん。ほんとだな？この前みたいなことはやめてくれよ？協力はしてくれよな。」

風磨「……あぁ。」

ちょっと必死そうに話してる中島くんと俯きがちであまり表情の見えない菊池くん。

私はいるべきではないなと思ってその場から去ろうとすると中島くんから衝撃の一言がでてきた。

健人「まあ、お前は幸せになっちゃいけないんだよ。俺が取られたみたいにお前の幸せは俺が取ってやるから。お前は逆らうことすらできねぇもんな笑」

風磨「…………。」

急いで足音を立てずにその場を離れると浅い息を繰り返した。

え。何今の。あのスーパー王子スマイルの健人くん、ほんとはあんな人だったの？！

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それと同時に私は菊池くんが取った幸せというものの方が頭にずーっと引っかかっていた。