夢と先に ページ8
____あれからどのくらいたったのだろうか______...
静かな朝に光が差し込む。
どうやら懐かしい夢を見ていたようだ。
A「...夢...か...。」
シーツから見えるスラリと伸びた足。
肌着が崩れ隙間から見える白く豊満な胸。
A「元気にしてるかな...かっちゃん...出久...。」
懐かしい名前を呟きながら気だるげに起き上がると
スルリと腰まで伸びる髪を纏め上げ、サイドで三つ編みにすると学校に行くための支度を始めた。
ピンポーン...
インターホンが鳴る。そこに映し出された人物を確認すると、ボタンを押しドアのロックを外す。
A「『相変わらず心配性ね…...オールマイト。』」
オールマイト「私が来た！！おはようA少女。」
A「『おはようオールマイト、そんなに心配しなくても大丈夫よ？』」
オールマイト「そうだな。だか私は君の親代わりなんだからもっと甘えてもいいんだぞ？」
A「『大丈夫よ。今日から学校なんてきっと退屈ね。』」
オールマイト「君は相変わらずだな。折角の雄英ヒーロー課だと言うのに...ナンセンス！！」
A「『オールマイトこそ大丈夫なの？その身体じゃ3時間が限界でしょう？』」
オールマイト「そうだな。だが後継者はちゃんと育てなければならないからな」
ｼｭｩｩｩ...
と身体から蒸気を発して元の姿？に戻ったオールマイト。
A「『..まあ、無事後継者が見つかってよかったと思う』」
こうして話している間に支度を終え雄英の制服を見ながらため息を付く。
オールマイト「A少女。君ならきっとヒーローになれる。だから諦めないでほしい。」
A「『.........。ありがとうオールマイト。じゃあ行ってきます。』」
こうして雄英へと向かったA。
まさかまた会えるなど今のAには知るよしがなかったのだった_____
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作者名：結城瑛茉 | 作成日時：2017年4月18日 18時
