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「あんたさ、何なの。」
思った以上に冷たい声が出た。
その声に、篤人が漫画から顔を上げて、" やばい "と感じたのか、そろ〜っと起き上がった。
「数ヶ月放置してた家なんだから、埃っぽいなんて当たり前じゃん。そんな事、一々言われなくても、私も感じてるっつぅの。」
「いつこっちに戻ってくるかわからないのに、食材冷蔵庫に入れたまま日本行くと思うわけ？当たり前に何もないに決まってんじゃん。バカなの？」
「サンルームに寝転びたい？そんなの私も同じだわ。埃っぽいとこに寝転ぶの嫌だから、ラグ干してるんだけど？わかんないの？」
「ビジネスクラスだったとはいえ、十何時間飛行機に乗って帰ってきて身体はガチガチだし、私だって寝転んでドイツに帰ってきた〜！って感じたいけど、それ先にやっちゃうと後が大変だから我慢してやってるのに、文句ばっかりうるさいっ！！！！」
ふんっ！！！
と、分かるぐらいのリアクションをして、リビングを後にして、とりあえず洗濯機を回す。
イライラしてるから、洗濯機には何の罪も無いのに、ついついボタンを押す手が強くなってしまう。
大好きな、私の故郷のドイツに帰ってきたから、私だって色々噛み締めたいのに。
両目を瞑ってあげようと思ったけど、あまりにも酷いんじゃない？と感じた態度にイライラして無理だった。
『あ……。』
「…何。」
『……何か手伝う事、』
「自分の荷解きぐらい、自分でしてよ！！」
『はい…。』
ソファーから立ち上がってそそくさとリビングから出ていった篤人。
とりあえず、ソファーに転がってるクッションを1発思いっきり殴ってみた。
が、スッキリしない。
シーズン終了の時にサポーターに挨拶するのに戻ってきたとはいえ、篤人がドイツでまたちゃんと過ごすのは久しぶり。
それは、わかってる。
分かってるけど、少しは手伝ってくれてもバチは当たらないよね…？
『なー…。』
「何よ！！」
『…怒んなよ。』
「はぁ！？」
『布団もラグもまだ入れないんだろ？雨降らないだろうし、干してる間にスーパー行こうぜ。』
机の上に放置してた携帯と車のキーを持ってさっさとリビングから出て行った篤人。
仕方ないから、その後を追った。
大量に買い込むけど、荷物は全部篤人に持たせてやるんだから。
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Elua(プロフ) - さっちゃんさん» ありがとうございます！篤人とエマちゃんのデート編を番外編で作成しましたので、良かったら見てみて下さい＊ (2018年11月6日 1時) (
レス) id: 8de7270587 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - 一気に読みました！もう泣けちゃいました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡大好きな作品です！エマちゃん再登場願います（笑）もちろん山田ちゃんのお腹にもやってくること楽しみです＊ (2018年10月27日 6時) (レス) id: 564178b81b (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - みのりんさん» 山田ちゃん強いですから、きっとうまく内田さんにやらせるんでしょうね〜(笑) (2018年10月24日 9時) (レス) id: 8de7270587 (このIDを非表示/違反報告)
みのりん(プロフ) - 子供生まれたら大変そうだw 見えない育児はしないイ クメンって多いようですね。私はダラだから、山田ちゃん尊敬します。がんばれ山田ちゃん！ (2018年10月24日 2時) (レス) id: c86b955507 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - みのりんさん» そうなんですね！ww パパとしては最高みたいですよ！よく公園で娘ちゃんと遊んでるの見るって鹿サポの知り合いから聞きました(笑) (2018年10月21日 11時) (レス) id: 8de7270587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Elua | 作成日時：2018年8月9日 23時
