30 makoto ページ30
後半のシーズンも折り返しにかかった頃、ゆっくりだが移籍の話を進めつつあった。
ここでも試合には出ているが、本職の位置ではない。
やはり、本職の位置でプレーしたいという思いが出てき、夏の移籍を目指し代理人にお願いしていた。
「ちょっとずつだけど、サッカー界も動き始めてるよね。」
誠「そうだね。」
いつものようにAちゃんがうちに遊びに来ていた時、テレビから、どこかのチームが誰かの獲得に動き始めている噂があると流れた。
あまり興味なさそうに流したAちゃん。
俺の移籍が決まれば、Aちゃんはどう思うだろう…。
「また日本人、ドイツに来るのかな?」
誠「どうだろう?」
「そういうのって、マコちゃんとかに相談ってくるの?」
誠「いや、そうでもないよ。あ、でも。ウッチーの時は連絡来たな。」
「そうなの?」
誠「マガト監督の事で。」
「鬼監督!あいつにピッタリじゃん!」
ケラケラ笑うAちゃん。
最近になって、こんな風に笑ってくれる事が増えた気がする。
「マコちゃん、マガトが戻ってきたらどうする?」
誠「そうだなー…、普通にやるよ。」
「1部ハードからの練習試合。」
誠「あれはキツイ。俺も歳だからなー…。」
「アラサー、だもんね。」
誠「Aちゃんもそのうちアラサーだぞ?」
「四捨五入だと、まだ20代だもん。」
ベーっとするAちゃん。
こういう仕草を見ると、歳の差を感じる。
誠「もし、俺が移籍ってなったら、Aちゃんどう思う?」
「マコちゃんが移籍?んー……、」
あれ?
もっと軽い感じに答えてくれると思ったんだけどな。
「んー、」と言いながら暫く考えていたAちゃんは、
「また一人ぼっちだなー……」
集中していなければ聞き漏らしていただろう程、小さな声で言った。
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nom(プロフ) - 初めましてnonと申します。いつも楽しく読ませて頂いてます。2人のツンデレ具合にキュンキュンしてます。続きがすごくすごーく気になります笑 (2016年7月12日 16時) (レス) id: 751214b2a0 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - ミナさん» ありがとうございます!あの一言には、どういった意味が込められていたのでしょう。単に、初めてボーリングをした主人公があれを持ってて勝ったから、なのかもしれません。笑 (2015年3月20日 2時) (レス) id: 8fdd172357 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - Enaさん» コメントありがとうございます!どうなんでしょう?お互いに好意があるのか、それとも…。次章で明らかになるかも、しれません。 (2015年3月20日 2時) (レス) id: 8fdd172357 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています!この御守り最強だかんね!っていう一言とてもキュンキュンしました。ツンデレ!最高です笑 (2015年3月19日 22時) (レス) id: 48ee1f4be2 (このIDを非表示/違反報告)
Ena(プロフ) - 初コメ失礼します!ずっと見てたんですけど中々勇気がなくてコメできてなかったんですけど書いちゃいました!内田さんと急接近!ん?ん?ん?ちょっと好意あるのかな?先がとても楽しみです! (2015年3月19日 21時) (レス) id: 9f30958635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Elua | 作成日時:2015年1月22日 12時