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ユ「フンッフンッフーン」

『上機嫌だな。』

ユ「だってさ、子供達と交流って楽しいじゃん。」









練習はOFFだけど、チームで行動の日。

俺らは、いくつかのグループに分かれて、街にある孤児院を訪問する事になっていた。



今日は孤児院だけど、ホスピスに行く日もある。

子供達との交流は、俺たちにパワーをくれるから、他の選手も楽しみにしていたりする。









ユ「ウシーは、子供何人欲しい?」

『は?何急に。』

ユ「ウシー子供好きじゃん。自分の子供、何人欲しいのかなって。」

『んー…、』

ユ「その前に、ウシーは彼女か!」









ケラケラ笑う今日のユリアンのテンションは、ちょっと鬱陶しくも感じる。

まぁでも、ユリアンは大事な友達。



下手くそな俺のドイツ語も、ユリアンは理解してくれる。








院に着けば、子供達が元気に走ってくる。


少しのプレゼントを持って行くんだけど、子供達もサッカーボールやら持ってきて、俺たちにサインを求めてくる。




俺らが想像出来ないほど辛い事とか大変な事があったであろうに、それでも子供達の笑顔はキラキラしていた。









ユ「あー、やっぱり癒される。」

『だな。』

ユ「なんか、この子達の笑顔見てたら、頑張ろうって思うよ。」

『うん。』









交代でサッカーをしている時、ユリアンが優しい顔で言った。



選手1人に対して、3人ぐらいで行く子供達。

それでもひらりとかわしてしまい、子供達はキャッキャ笑いながらもまたその選手を追う。









「あ!Aだ!」

「本当だ!A〜!帰るの〜?」









サッカーをしていた子供達が数名、パタパタと何処かへ走って行く。


何気無く、子供達を目線で追った。









ユ「あれ?日本人?」









すっかり忘れてた。

あいつの名前が、A Aという事を。









『何で?』

ユ「知り合い?」









まさかだった。



まさか、こんな所であいつと会うなんて。

ヴォルフスブルクに行かない限り、あいつと会う事は無いと思っていた。







子供達に向けてる顔は、今まで見たことがない。

だって、あいつは、長谷部さんにも見せなかった表情で、子供達に優しく笑いかけていたんだから。






何であいつがこんな所に?

何でこの街に?





色んな疑問が頭の中を駆け巡る中、俺はただその光景を見ていた。

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nom(プロフ) - 初めましてnonと申します。いつも楽しく読ませて頂いてます。2人のツンデレ具合にキュンキュンしてます。続きがすごくすごーく気になります笑 (2016年7月12日 16時) (レス) id: 751214b2a0 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - ミナさん» ありがとうございます!あの一言には、どういった意味が込められていたのでしょう。単に、初めてボーリングをした主人公があれを持ってて勝ったから、なのかもしれません。笑 (2015年3月20日 2時) (レス) id: 8fdd172357 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - Enaさん» コメントありがとうございます!どうなんでしょう?お互いに好意があるのか、それとも…。次章で明らかになるかも、しれません。 (2015年3月20日 2時) (レス) id: 8fdd172357 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています!この御守り最強だかんね!っていう一言とてもキュンキュンしました。ツンデレ!最高です笑 (2015年3月19日 22時) (レス) id: 48ee1f4be2 (このIDを非表示/違反報告)
Ena(プロフ) - 初コメ失礼します!ずっと見てたんですけど中々勇気がなくてコメできてなかったんですけど書いちゃいました!内田さんと急接近!ん?ん?ん?ちょっと好意あるのかな?先がとても楽しみです! (2015年3月19日 21時) (レス) id: 9f30958635 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Elua | 作成日時:2015年1月22日 12時

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