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マコちゃんは週に3回のペースで、うちのカフェに足を運んでくれた。


何か本を持ってきて、コーヒーを頼んで読んでいたり、窓際の席に座ってぼーっと外を眺めていたり。





何だか悩んでるように見えたけれど、きっとサッカーの事。

お仕事でサッカーをやってるマコちゃん。



私なんかが話を聞いても、きっとさっぱりな事で悩んでるだろうから、コーヒーやケーキをサービスする事しかできない。









誠「Aちゃん。」

「あ、マコちゃん。いらっしゃい。」









マスターの奥さんお気に入りの鈴が鳴れば、お客さんが来た合図。


今日もマコちゃんは来てくれた。









「ゲッ!!」

『んだよ、その態度。俺だって、お客なんですけど。』









余計なのを引き連れて。




マコちゃんの後ろから現れたのは、数週間前に会ったあの男。

内田篤人がまたしても、この街にやってきたらしい。









『ふーん。良い店じゃん。』

「ご注文は水、と。」

『おい。』

「マコちゃんは、いつものコーヒーでいい?新しい豆も来てるけど。」

誠「いつものでお願いします。」

「はーい。」

『客、選別すんだ?ふーん。』

「……ご注文は?」

『オレンジジュース。』

「ガキ。」

『あ?』









ムカつく、ムカつく。


何であんなのが、マコちゃんと仲良しなんだろう。




いくら後輩だからって、あんなのが後輩だったら、私なら絶対仲良くしたりしない。

最低限の付き合いにして、絶対にプライベートな空間に入れない。









「どうぞ。」

誠「ありがとう。あと、例のアレ、2つお願いできる?」

「え?マコちゃん、2つも食べるの?」

誠「ウッチーと一つずつね。お願いできる?」

「…はーい。」









マコちゃんにお願いされちゃ、仕方ない。



マコちゃんからの注文をマスターに伝えようとカウンターの方に向き直る時、あいつと目が合った。









『ベー。』

誠「ウッチー、やめろ。」









ム、ムカつく〜!!


思いっきりあっかんべーをしてきたあいつに水をぶっかけてやりたかったけど、マコちゃんがいる手前、それは出来ない。




注文した料理にマスタードを大量に忍ばせてやろうと、マスタードのボトルを握って待ってると、「ダメだぞ。」と、当たり前にマスターに止められた。






内田篤人め…。

いつか、必ず仕返ししてやる。

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nom(プロフ) - 初めましてnonと申します。いつも楽しく読ませて頂いてます。2人のツンデレ具合にキュンキュンしてます。続きがすごくすごーく気になります笑 (2016年7月12日 16時) (レス) id: 751214b2a0 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - ミナさん» ありがとうございます!あの一言には、どういった意味が込められていたのでしょう。単に、初めてボーリングをした主人公があれを持ってて勝ったから、なのかもしれません。笑 (2015年3月20日 2時) (レス) id: 8fdd172357 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - Enaさん» コメントありがとうございます!どうなんでしょう?お互いに好意があるのか、それとも…。次章で明らかになるかも、しれません。 (2015年3月20日 2時) (レス) id: 8fdd172357 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています!この御守り最強だかんね!っていう一言とてもキュンキュンしました。ツンデレ!最高です笑 (2015年3月19日 22時) (レス) id: 48ee1f4be2 (このIDを非表示/違反報告)
Ena(プロフ) - 初コメ失礼します!ずっと見てたんですけど中々勇気がなくてコメできてなかったんですけど書いちゃいました!内田さんと急接近!ん?ん?ん?ちょっと好意あるのかな?先がとても楽しみです! (2015年3月19日 21時) (レス) id: 9f30958635 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Elua | 作成日時:2015年1月22日 12時

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