第三十四話 苦手 ページ36
A｢ちゃんとさっきの話をしよう。｣
私は此処に来て、嫌な事からずっと逃げてきた。
｢刀剣男士に腕を斬られた｣
元々人と関わるのが苦手なのに、これを使って刀剣男士が私に関われないよう、いつでも逃げられるようにしていた。
(まぁ…実際これのせいで怖いんだけど)
けど、逃げてばっかりじゃ駄目なことに今更気がついた。
こんなに逃げてばっかりだと今みたいに気を使われるだけ。
私は______________
A｢…私は、気を使われるのは苦手……｣
光忠｢…｣
仲間はずれだったり、嫌われたりするのは正直もうどうしても良かった。
なのにこれだけは、どうしても嫌だった。
だから｢今｣はこうして声にして伝える。
苦手なことは苦手だって_____________。
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
少し昔の事を思い出していたら、私の頭に大きな手が優しく乗っけられていた。
光忠｢主は、偉いね。｣
光忠｢じゃあ、話そうか？｣
A｢うん。あ、はい…｣
光忠｢敬語じゃなくていいよ？｣
A｢あ、うん…｣
さっきまで自分の口調が変わっていたことに気づき、すごく恥ずかしかった。
(駄目だ恥ずかしがってちゃ。ちゃんと話するんでしょ？)
自分にそう呟いた。
光忠｢主は、今回の文についてどう思ったんだい？｣
A｢…疑いしかなかった。｣
光忠｢何故、そう思ったんだい？｣
A｢此処に来て初めて政府から聞いたのは、私が元の時代に戻れる手配が出来るまでここで待機していてって言わた。なのに、どうしてこんな急に私が審神者にって…｣
光忠｢…そうだよね……｣
A｢私は…審神者になる力なんて持ってない。｣
光忠｢そうかな？｣
A｢え？｣
光忠｢僕はきっといい審神者になれると思う。｣
A｢…｣
あぁ。
そうやってまた…気を使うんだ……
光忠｢嘘じゃないよ？｣
ﾋﾟｸｯ
A｢どうしてそう言えるの…？｣
光忠｢前に乱くんも言ってたんだけど、不思議で暖かい雰囲気が伝わってきてたって。それを感じたのは乱くんだけじゃなくて、皆そうだったんだ。｣
A｢っ……｣
何故かその言葉が私の心に深く、深く染み込んだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
更新遅くなりました(＞＜)
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山姥切都夢(むっちゃん)(プロフ) - えるさん» いえいえ、辛い時は休む。それも人間の義務ですから！いつまでも待ってますので、楽しみにしてます！ (2018年12月4日 17時) (
レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 都夢(むっちゃん)只今男子化中さん» 都夢さん ありがとうございます(´；ω；`)そのようなお言葉をいただき嬉しいあまりです。復活までもう暫くお待ちください…引き続き物語を楽しんでいただければ幸いです。 (2018年12月4日 15時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
都夢(むっちゃん)只今男子化中(プロフ) - 体を休めるのも大切なことです。いつまでも待ってるので元気な姿を見せてください。お待ちしてます。主君。 (2018年11月27日 22時) (レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - ゆかりさん» ゆかり様 待たせてしまい申し訳ないです(><)来週2話続けて出しますのでお楽しみいただければ幸いです。 (2018年10月25日 20時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 待ってます (2018年10月24日 2時) (レス) id: 8ddf66b001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：える | 作成日時：2018年5月4日 19時
