第二十七話 畑当番 ページ28
凛音｢ここが畑当番だよ。｣
1番最初に紹介された内番は｢畑当番｣。
今日は一期一振と秋田藤四郎が当番だった。
秋田｢あっ！主君！おはようございます！｣
一期｢主殿、おはようございます。｣
凛音｢おはよう！｣
(この2人って、たしか兄弟だよね)
凛音｢ほら、Aも！｣
A｢…おはようございます。｣
まだ慣れていない人のせいか、あまり関わる気にはなれなかった。
一期｢ところで主、此処へいらっしゃるとは珍しいですね？なにかご用事でも。｣
凛音｢ううん、Aと内番を見回ろうって事になってこれから内番を回るの！｣
一期｢そうでしたか。｣
私は凛音の1歩後に立って、畑全体を見回していた。
(広いな…それにしても暑い…)
今は夏なのでこの袴姿でいるのはとても暑く、ぼーっと立っていると、誰かに手を引っ張られた。
秋田｢主君、見てください！立派に育ったんですよ！｣
私の手を引っ張ったのは秋田藤四郎だった。
手を引かれた先に着いたのは、美味しそう赤く色づいたトマトの前だった。
秋田｢この野菜たちはみんなで育てたんですよ！｣
秋田の目の先を同じように見ると、キュウリやなす、とうもろこしなど、立派に育っている事に気がついた。
秋田｢ここで育った野菜たちは、燭台切さんや歌仙さんが美味しく料理してくれるんです。｣
そう秋田は楽しそうに語って言った。
私は何故か嬉しくなってきて、
A｢…美味しそうに育ったね。｣
と、頭を撫でてあげた。
そしたら秋田は｢はい！｣と嬉しそうに返事をし、天使のような微笑みを向けた。
一期｢秋田、あまり主を困らせてはいけないよ｣
先程まで凛音と話をしていた一期一振が来て、そう言った。
秋田｢あ、ごめんなさい｣
としゃがんでいた秋田は立ち上がって頭を下げてきた。
一期｢主殿、急に失礼致しました。｣
A｢…いいえ、全然……｣
凛音｢Aー！次行くよー！｣
一期｢もしよろしければ、我々兄弟の所にも遊びにいらして下さい。｣
秋田｢いつでも待ってます！｣
その言葉を聞いて私は軽く礼をして畑を去ろうとしたが、
A｢また……会いに行きます…｣
そう答えた。
関わる気など無かったはずなのに、何故かその言葉が口に出た。
その言葉を聞くなり、2人は顔を見合わせ｢はい｣と微笑んだ。
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山姥切都夢(むっちゃん)(プロフ) - えるさん» いえいえ、辛い時は休む。それも人間の義務ですから！いつまでも待ってますので、楽しみにしてます！ (2018年12月4日 17時) (
レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 都夢(むっちゃん)只今男子化中さん» 都夢さん ありがとうございます(´；ω；`)そのようなお言葉をいただき嬉しいあまりです。復活までもう暫くお待ちください…引き続き物語を楽しんでいただければ幸いです。 (2018年12月4日 15時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
都夢(むっちゃん)只今男子化中(プロフ) - 体を休めるのも大切なことです。いつまでも待ってるので元気な姿を見せてください。お待ちしてます。主君。 (2018年11月27日 22時) (レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - ゆかりさん» ゆかり様 待たせてしまい申し訳ないです(><)来週2話続けて出しますのでお楽しみいただければ幸いです。 (2018年10月25日 20時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 待ってます (2018年10月24日 2時) (レス) id: 8ddf66b001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：える | 作成日時：2018年5月4日 19時
