第二十四話 朝餉 ページ25
A｢…｣
凛音｢A…ひどい顔だよ…｣
結局私は昨日の夜寝付くことが出来ず、目の下にはクマができ、目蓋が開かず半目の状態になってしまった。
凛音｢考えすぎないでって言ったのに。｣
(そんな事言われてもなー…)
思ったことを口には出さず、ただ深くため息をついた。
凛音｢まぁ、そうは言っても難しいよね。｣
凛音は苦笑いを浮かべそう答えながら、袴へと着替えていった。
(私も着替えなきゃ…)
鏡の前の自分を睨むように見つめた後、私は鏡から離れ、袴へと手を伸ばした。
凛音｢よしっと。｣
片手での袴の着付けは厳しいので、こうして凛音に手伝ってもらいながら着替えていた。
凛音がいつからここ本丸で過ごしていたかは知らないが、毎日のように袴を着ていたからか、着付けは完璧だった。
髪の毛を結ってもらった所で、
凛音｢じゃあ、行こうか。｣
A｢うん。｣
食事場へと向かった。
さすが、これだけ多くの刀剣男士が住んでいるために食事場はとても広かった。
凛音の場所は決まっていて、一番前に小さな机が置かれてあった。
刀剣男士達の場所は基本的に自由らしい。
時刻は7時半。
徐々に刀剣男士たちが眠そうな顔をしながら食事場へと足を運び、席へと座っていった。
(…多いな……)
刀剣男士がこうして集まる所を見たのは2回目だが未だに慣れない。
そんな中ふと私の前に来た刀剣がいた。
光忠だ。
光忠｢おはよう、主。良く眠れていないようだね…あんまり無理はしないでね？｣
そういいふわりと優しい微笑みを向けてくれた。
A｢ありがとうございます。｣
光忠｢どういたしまして。じゃあ、また後でね。｣
光忠は近くで待っていた長谷部の所へ戻り、こちら側から良く見える席へと座った。
凛音は刀剣男士達を見渡した後に立ち上がり、
凛音｢みんな、おはようございます。今日からAも一緒に朝餉をとることになったんだ。まだ慣れてないだろうから、少しずつ話しかけてあげて。報告は以上。それじゃあ、いただきます。｣
いただきますと一斉に声を出し、皆は朝餉を食べ始めた。
(…あんまり食欲ないかも)
そう思いながらも、私は箸を持ち、おかずを口へと運んだ。
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山姥切都夢(むっちゃん)(プロフ) - えるさん» いえいえ、辛い時は休む。それも人間の義務ですから！いつまでも待ってますので、楽しみにしてます！ (2018年12月4日 17時) (
レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 都夢(むっちゃん)只今男子化中さん» 都夢さん ありがとうございます(´；ω；`)そのようなお言葉をいただき嬉しいあまりです。復活までもう暫くお待ちください…引き続き物語を楽しんでいただければ幸いです。 (2018年12月4日 15時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
都夢(むっちゃん)只今男子化中(プロフ) - 体を休めるのも大切なことです。いつまでも待ってるので元気な姿を見せてください。お待ちしてます。主君。 (2018年11月27日 22時) (レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - ゆかりさん» ゆかり様 待たせてしまい申し訳ないです(><)来週2話続けて出しますのでお楽しみいただければ幸いです。 (2018年10月25日 20時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 待ってます (2018年10月24日 2時) (レス) id: 8ddf66b001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：える | 作成日時：2018年5月4日 19時
