第十七話 彼の元主 ページ18
A｢わぁ…！！｣
見た目からして相当美味しそうに見えたが、予想を超えた美味しさだった。
これは光忠の手作りだと聞いていたのでチラリと横を見てみると、光忠が私を監視するかの様に見ていた。
ﾋﾞｸｯ
恐怖を感じ、小さく肩が跳ねた。
凛音｢光忠、怖がらせちゃ駄目でしょ？｣
光忠｢あ、ごめん…ちょっと見すぎたね…｣
非常に申し訳なさそうにそう言うため、こっちまで何故か申し訳ない気持ちになった。
光忠｢…どうかな？｣
そう問われ、言葉にならないくらい美味しかったためなんと応えようか少し戸惑ったが、
A｢凄く美味しい…プロの人が作ったみたいに、それ以上…かも…｣
光忠｢…良かった。僕の元の主が、料理をする人だったからね。その影響かな？｣
ふわりと笑い、そう答えた
｢前の主｣
確か伊達政宗公だったっけ…？
鶴丸｢光坊は良く料理をするんだが、光坊の作った飯は本当に美味いんだぜ？｣
光忠｢鶴さん、ありがとう。｣
(この人もし女の人だったら絶対いいお嫁に行ける…)
そう思ってしまった
黙々とずんだ餅を食べ、お茶を飲み終えて一息着いていると小さな声で私の名が呼ばれた。
凛音｢ねぇA。今此処にいる伊達の刀たち2振りはAを傷つけた。そうだよね？｣
A｢…うん｣
嫌な予感がした。
凛音｢本人達ではないけど、Aを傷つけたのは事実。だから、今、その事を伝えちゃわない…？｣
予想通りだ。
伝える必要なんてない。
この刀達に伝えたとこで凛音の言うとうり本人じゃないし何か変わるわけではない。
そう思い、何故。と問おうとするとそれを遮り
凛音｢このまま彼らが傷つけたことを伝えずに終わると、皆は貴方の事を何も知らない事になる。それは、彼らにとって辛いと思うんだ…。Aのことを知って、それでこそ仲良くなれると思う。だから…。｣
何も知らなくていい。
その方がきっと2人を傷つけない。そう思っていた。
だけど、今の凛音の話を聞いて｢何も知らないことは皆を傷つける。｣そう言っていた。
私が傷つく分にはもうどうでもよかったが、皆が。ね…
言わないで後悔する。
言って後悔する。
この2つの選択肢が出た。
｢言って後悔する｣
それが私の答え。
A｢…分かったよ｣
そう答えた。
例えそれが大きな間違いだとしても_________
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山姥切都夢(むっちゃん)(プロフ) - えるさん» いえいえ、辛い時は休む。それも人間の義務ですから！いつまでも待ってますので、楽しみにしてます！ (2018年12月4日 17時) (
レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 都夢(むっちゃん)只今男子化中さん» 都夢さん ありがとうございます(´；ω；`)そのようなお言葉をいただき嬉しいあまりです。復活までもう暫くお待ちください…引き続き物語を楽しんでいただければ幸いです。 (2018年12月4日 15時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
都夢(むっちゃん)只今男子化中(プロフ) - 体を休めるのも大切なことです。いつまでも待ってるので元気な姿を見せてください。お待ちしてます。主君。 (2018年11月27日 22時) (レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - ゆかりさん» ゆかり様 待たせてしまい申し訳ないです(><)来週2話続けて出しますのでお楽しみいただければ幸いです。 (2018年10月25日 20時) (レス) id: 17c8c49fb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 待ってます (2018年10月24日 2時) (レス) id: 8ddf66b001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：える | 作成日時：2018年5月4日 19時
