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深澤side
深澤辰哉聞きたいことあるから昼休み屋上きて
樹に朝送ったメッセージ。
1時間目の授業が終わって開くと既読がついていた。
田中樹わかった
そこへ届いた返信。
さほど深刻ではない。でも樹が知っていることがあるなら聞いておこう。
そう思っていた俺は
どうやって聞き出そうか、なんて軽い気持ちで考えていた。
購買が混雑していて遅くなってしまった。
走って屋上に向かう。
扉を開けるとそこには既に樹がいた。
深｢ごめん、遅れた｣
田｢呼び出しといて遅れんなよ｣
笑いながら言う樹。
久々に話すせいか少し緊張する。
田｢んで？どんな用事？｣
深｢あー、えっとさ、言える範囲で教えてほしいんだけど｣
真面目に話し始める俺を見て、樹の表情も引き締まる。
深｢...Aとどういう関係？｣
Aの名前を聞いて、樹の眉がピクッと動く。
田｢...普通に友達｣
本当のことを言ってるようだけど、何かを隠している気がした。
深｢じゃあさ、金曜日の放課後一緒にいたのは間違いない？｣
そう言えば目をそらされる。
田｢うん、一緒にいたよ｣
深｢...Aの髪について、何か知ってることない？｣
田｢...っ｣
明らかに動揺した様子の樹。
俺が望んでいた反応と違う。
髪がどうした？
って何も知らない様子であって欲しかった。
でも、樹の深刻そうな表情は
それが只事ではないことを示していた。
深｢...お前なんか知ってんの？｣
樹が関係していると確定したわけじゃない。
こんな威圧的に聞くのは良くない。
分かっている。
....分かっているけど
こいつが何かしたのか？って疑ってしまう自分。
冷静でいろという方が無理だ。
俯いたまま口を開かない樹。
深｢...なんとか言えよ｣
深｢...知らないなら知らないって言えよ。関係ないなら関係ないって言えよ。｣
樹が本当は良い奴ってことなんて知っている。
だから、否定して欲しかった。
俺は何も知らないよって。
でも、樹が口にしたのは
田｢...ごめん、俺のせい｣
肯定の言葉だった。
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なあや。(プロフ) - ぺえさん» はじめまして！コメントありがとうございます。更新が遅くて申し訳ないのですが、楽しみにしていただけてとても嬉しいです...！これからも作品、作者ともに応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 12時) (
レス) id: 4a48e9b232 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - この作品が大好きでいつも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1531e90342 (このIDを非表示/違反報告)
なあや。(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。全く気が付きませんでした。以後同じミスを繰り返さないよう気をつけます。本当に申し訳ありませんでした。 (2020年6月7日 8時) (レス) id: 4a48e9b232 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。外されないなら違反報告する事になります (2020年6月7日 8時) (レス) id: 1a8c4b814b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なあや。
| 作成日時：2020年6月7日 6時
