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放課後はあっという間にやってきた。
｢蓮、バイト頑張ってね！｣
目｢おう、またあとでな｣
｢うん、じゃあね｣
蓮に手を振って教室を出る。
階段を下りていると、ポケットから通知音が響いた。
先輩ごめん!ちょっと遅れる!
お昼に交換してもらった先輩のLINE。
簡潔なメッセージが届いていた。
A了解です
ひと言返してスマホを閉じる。
どうしようかなぁ。
ここまで降りてきちゃったし、教室に戻るのも今更...
...まあちょっとって言ってたし、昇降口で待ってても大丈夫だろう。
また階段を降り始めた。
『ちょっと』
壁によりかかってスマホをいじっていると、目の前に誰かが立つのが見えた。
手を止めて前を見る。
｢和泉さん...｣
両腕を組んでこちらを睨みつける彼女。
和泉｢用あるからついてきて｣
｢でも私この後約束があって、｣
和泉｢すぐ終わるから、早く来な｣
なんか...前も同じようなことあったよな...
嫌な予感を感じながらも仕方なくついて行く。
和泉｢単刀直入に言うけど、樹と関わるのやめてくれない？｣
連れてこられたのは先輩とお昼を食べている倉庫の前。
壁際に立たされるなり早速そう言われる。
｢...どうしてですか？｣
なるべく刺激しないよう、冷静に問いかける。
和泉｢...樹ね、女を全員切ったの｣
苦しそうに顔をゆがめる和泉さん。
和泉｢...みんな、遊びでもいいからって、割り切って樹のそばにいたのよ｣
和泉｢樹は本気になられるのを嫌うから、想いを伝えることすらできなかったの｣
和泉｢自分だけを見てくれているわけじゃないって知りながら黙って抱かれてたのよ...｣
和泉さんの目に徐々に涙が溜まっていく。
和泉｢それなのに！！急に現れたあんたのせいで全部無駄になったっ....｣
彼女の目から1粒の涙が零れた。
和泉｢あんたが関わらなければ樹はまた戻ってくるの！！！....お願いだから、樹を返してよ...｣
堰き止めていたものが壊れたかのように涙を流し出す和泉さん。
彼女の気持ちは痛いほどわかっていた。
それでも、私は...
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なあや。(プロフ) - ぺえさん» はじめまして！コメントありがとうございます。更新が遅くて申し訳ないのですが、楽しみにしていただけてとても嬉しいです...！これからも作品、作者ともに応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 12時) (
レス) id: 4a48e9b232 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - この作品が大好きでいつも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1531e90342 (このIDを非表示/違反報告)
なあや。(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。全く気が付きませんでした。以後同じミスを繰り返さないよう気をつけます。本当に申し訳ありませんでした。 (2020年6月7日 8時) (レス) id: 4a48e9b232 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。外されないなら違反報告する事になります (2020年6月7日 8時) (レス) id: 1a8c4b814b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なあや。
| 作成日時：2020年6月7日 6時
