愛されたい。【青】 (ページ31)

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田｢抵抗しないなんて、いい子だね～｣

なんて頭を撫でられると、鳥肌が立った。

その手はお腹を撫でて背中にまわる。
パチンと音を立てて外されるホック。

そのまま胸を痛いくらいに強く揉まれる。

その間先輩は服で隠れるところにたくさん印をつけていった。

右手がスカートにかかる。
下着の隙間から指が入り、直接触られる。

田｢ははっ、こんな状況でも感じてんの？笑｣

つーっと指でなぞる感覚に体が震える。
中に指を入れられて動かされれば嫌でも体は反応してしまう。

カチャカチャとベルトを外し始める先輩。

田｢ちゃんとゴムはするからね～｣

結局最後まで先輩にされるがままだった。

満足そうに微笑む先輩。
その笑顔が不気味で仕方ない。

田｢めちゃくちゃ気持ちよかったなぁ｣
｢俺とAちゃん相性いいのかもね笑｣

先輩の言葉を聞き流しながら服を着る。
胸やお腹は赤い痣がたくさんついていて気持ち悪かった。

田｢さっ、早く戻らなきゃ。ご飯食べる時間なくなっちゃうね｣

そう言って立ち上がる先輩。

それに合わせて立ち上がると右手を引かれる。
目の前にある先輩の顔。

田｢俺Aちゃんにハマっちゃった｣

そう言ってにやりと口角を上げる。

そのまま先輩の右手が太ももを撫でた。
ぞわっと震える体。

田｢...これから昼休みは毎日ここ来てね？｣

田｢また俺と楽しいことしよ？｣

耳元で呟かれて肩が揺れる。

田｢もしかして耳弱い？笑｣

この笑顔、本当に苦手だ。

睨むように先輩を見ると、またさらに笑い出す。

そして顔を近づけ、また唇に噛み付く。

後頭部を押さえつけられて逃げることが出来ない。
徐々に息が苦しくなる。

やっと離れた唇は銀の糸で繋がっていた。

田｢...この事誰かに言ったりしたらだめだからね？｣

田｢そんなことしたら口が滑って俺も色々言っちゃうかもなぁ｣

そう脅されればここに来る以外の選択肢はないも同然。

田｢じゃあまたあしたね！｣

そう言って倉庫を出ていく先輩の背中を見つめる。

緊張が解けて座り込む。
立ち上がる力なんて残っていない。

｢....ほんと何してんだろ｣

今更涙が溢れてくる。
こんな無理やりされたことなんてない。

すごく怖かった。
それと同時に悔しくて仕方なかった。

食欲もわかず、午後の授業も受ける気にならず
結局その日はそのままサボってしまった。