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Aside
深｢1日目お疲れ様でした〜！明日も忙しくなると思いますが、人手が足りなくなったら臨機応変に、みんなで協力しながら頑張りましょう！では解散！！｣
教室内におつかれ〜という言葉が飛び交う。
本っ当に疲れた...
結局あの後も客足は減らず、シフト以外の時間も働いてしまった。
宮｢A大丈夫？今日休憩とってないでしょ｣
｢うん、大丈夫！楽しかったから平気だよ｣
宮｢そっか、無理しないでね。明日は俺も協力するから、頑張ろう｣
｢うん、ありがとう｣
阿｢あ、2人ともちょっといい？｣
舘様と話していたところに、阿部くんが駆け寄ってくる。
｢どうした？｣
阿｢お客さんの数が想定していたよりも多くて...明日材料が足りなくなりそうなんだよね。だから少し買い足して置こうかなって思うんだけど...｣
｢なるほど...｣
阿｢残金どれくらいあるか分かる？｣
宮｢結構残っていたはずだよ。｣
阿｢ならよかった！じゃあ今から買い出し行ってくるから｣
｢それ私行くよ！｣
阿｢ほんと？じゃあ照にも頼んであるから2人に頼んでいい？俺らはその間に掃除しとくね｣
｢了解！｣
舘様に残金の詳細を聞いて、照のところに向かう。
｢照！！｣
岩｢あ、A。阿部しらね？今から買い出し行くんだけど、｣
｢それ私が代わることにしたから、一緒に行こ？｣
岩｢...ふたりで？｣
ほんの少しの間を置いてそんな質問をした照。
...もしかして嫌なのかな？
｢...嫌だったら阿部くんに、｣
岩｢違う。嫌、とかじゃないから...とりあえず行こ｣
｢あ、うん｣
慌てて否定したかと思うと、強引に手を引いて歩き出した照。
私は黙ってついていった。
.
岩｢お前今日休憩入ってた？｣
買い物を済ませた帰り道、何気ない会話の途中でそう問いかけた照。
｢んー...あんまり休んではないかなぁ...｣
岩｢...無理すんなよ｣
｢してないよ。楽しくて仕方ないんだから。｣
実際かなりの疲れを感じている。
でも働いている間も、ずっと楽しくて仕方なかったのは本当だ。
岩｢...ならいいけど｣
そう呟いた照の声は少し暗かった。
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作者名：なあや。
| 作成日時：2020年6月28日 2時
